毒親の因縁を断ち切って自由なあなたを生きる「オリジナルライフメソッド」香月映見です。
今日もブログを読んでくださり、大変ありがとうございます。
今日は犠牲的な生き方について、書いてみたいと思います。
◆「犠牲」のカード
このカードを見て、あなたはどんな風に感じますか?
自らが橋となり、誰かを向こう側に渡してあげていますね。この歩いているのは、橋となった女性の大切なパートナーかな。
この絵柄を見て、ぞっとするのは・・・
「この女性、男性が渡った後に自らが助かる術が全く無い」という事実です。
このカードの解説には、こう書かれています。(*出典は最下段を参照ください)
「『犠牲』とは、「自分には価値が無い」という観念に基づいて、罪悪感と直結しています」
◆自分を愛さず、大切にせず、だからこその「犠牲的な生き方」
日常で使う言葉で表現すると「私なんて・・・(どうせ)」でしょうか。言葉として出ていなくても、無意識下で常にそう感じている可能性は十分にあります。
だからこそ、人に与えて与えて与えて、でも人からは何も受け取りません。
そんな風に生きていると(当たり前ですが)身も心もとっても疲弊してしまいます。この生き方を続けられるのは、自分が自分を愛すること・大切に扱うことを、もうとっくに放棄しているからこそ、なのです。
しかし実際には人生のそこらかしこで「自分ばかりいつも損してる」「自分だけいつも運が悪い」「なんで私ばっかり」という悔しく忸怩たる思いが募ります。
当たり前ですよね。人間ですから、痛いものは痛いのです。
ただなぜかその「報われない」気持ちを当たり前のように押し殺したまま、苦しい人間関係や夫婦関係を続けてしまうことが多いことも確かです。
でも苦しいのは苦しいので、「報われない」ことに対してはやはり怒りや悲しみが湧き・・・と書きたい所なのですが、(その場合は、下記のブログも参考にしてくださいね)
https://original-ownlife.com/blog-2022-4/
◆私が犯した罪とは
え?ちょっと待ってください!
冒頭の「罪悪感」って???
何に対しての、なの?
一体何したの?私。
とんでもない極悪非道な罪を犯したのでしょうか?
この答え、すぐには出ないと思います。
だからこそ、その生き方が続くのです。
なぜなら犠牲的な生き方をしている人は、まずそれがとても「犠牲的」であることに気づかず、だからこそなぜゆえに自分は「犠牲的」な生き方をしているのかを、まず考える事が無いからです。
(これ実は簡単に言うと、自分のことは「どーでもいい」からなんです。人は日常でどーでもいいことに、わざわざ時間を費やそうとしませんよね)
私たちが大人になり、生きづらさを抱える原因の8割は人間関係だと言われています。
このブログを読まれて「私の生き方って、もしかしてこれかな」と思われた方がいらっしゃるなら、是非是非 自分に矢印を向けて静かに考えてみてください。
「私は一体何をしたから、罪悪感を抱え、犠牲的な生き方をしているのか?」
◆人間関の係初期設定は、親子関係
私たちの人間関係の初期設定は、親との関係です。
あなたの親は、幸せそうに自分の人生を生きていましたか?
親も未熟な人間ですから時には悩み、凹み、泣きながらも、自分で決めた自分の人生を歩いていましたか?
伴侶のどちらかがどちらかを暴力や言葉や経済面で虐げ、いつも苦しそうに我慢を続ける母、いつも辛そうだけど無関心を装うような父があなたの家にはいませんでしたか?
もし思い当たる節があるなら、考えてみてください。「なぜこの親たちは、まるで【それしかない】みたいに、ひたすらその生き方を続けたのか?続けているのか?」
親もまたあなたと同じように「罪悪感」を抱えていたのかも知れませんね。
だから、それは何の罪悪感なの?っていう話です。
◆子供に十字架を背負わせる【親子逆転】という大弊害
答えだけ言いますと、
それは往々にして「僕は、私は、大好きな親を幸せに出来なかった」という罪悪感です。
親もその親に対して。私たちは自分の親に対して。
ここでまた疑問が生まれません?「親を幸せにする???」←これ大人になった自分の親孝行・親不孝とは、全く違うものです。
「親を幸せに出来なかった」罪悪感って、大体6歳くらいまでに(遅くとも10歳以下)私たちの無意識下に埋め込まれると言われています。
そしてここが大切なのですが、【そもそもそれって幼子が背負い、何とかできるものなのでしょうか?】
いや、もっと言わせてもらうと【親が不幸そうなのは、子どもの責任なのでしょうか?】
あなたが大人になっても「なぜかいつも幸せになりにくい選択を繰り返す」場合、シンドイ生き方をする親の人生を思いっきり(しかも無意識に)背負ってしまっている可能性が多いにあります。
例えば
・問題のある人とばかり、お付き合いする
・お金があったことがない
・実りにくい恋愛を繰り返す
・行く先々がブラック企業 など
私はこれが、パートナーシップに色濃く出ました。
例に漏れず「私が、親を!あの可哀想な親の人生を何とかしてやらねば!」と40年近く背負い、思い込んでいたのです。(ワタシ全然気づかず。この思い込み、私がカウンセリングに臨んだ際にカウンセラーが見つけてくれました)
今日のブログは「?」が多くなり申し訳なかったです。
最後に一言申し上げます。
「この得体の知れない罪悪感は、機能不全家族アルアルの【親子逆転】と大いに関係がある」と、私は思っています。
そしてこの【親子逆転】こそが、機能不全家族育ちの最大の弊害だと個人的には思っています。(特に母⇔娘の関係に於いて、これが起こりやすいです)
機能不全家族はこちらから
https://original-ownlife.com/zetsubo/#AC4
このブログを読まれて、モヤモヤされた方、「罪悪感」に疑問を持たれた方、そして何より今実際にとても辛く苦しい方、出口が見えないような気がする方、お試しカウンセリングでお話しいただくことであなたの人生に新しい風が入り、今とは違う前途が見えるかも知れません。
是非、話し=放し、どうかご自身を大切に労わってあげてくださいね。
「一度話してみよう」と思われる方、私はそのあなたの勇気に敬意を払い、
心から歓迎し精一杯あなたに伴走させて頂きます。
*『セルフセラピーカード』心理学者でセラピストのチャック・スペザーノ博士(Dr. Chuck Spezzano)が確立した治療学的にも癒しの効果が高いと評価されている「ヴィジョン心理学」を、博士自身が48枚のカードにまとめたセラピー・カード。日本語解説本付き(出版社:VOICE)