毒親の因縁を断ち切って自由なあなたを生きる「オリジナルライフメソッド」香月映見です。
今日もブログを読んでくださり、大変ありがとうございます。
(ブログタイトルの画像は、Xからお借りいたしました)
今日はなぜ「執着」と言われる状態に私たちが陥ってしまうのか、そんなことを書いてみようと思います。
ブログの後編にはその解決方法も、書いていくつもりです。
◆「執着」という状態
よく「執着を手放そう」と言われますが、そう簡単にはいかないからこそ「執着」なのです・・・
なぜなら、その「執着してしまう対象」に対して、私たちはありったけの想いや時間や労力を注ぎ続けて来た、という事実があるからです。
なのに「それ」は、私たちの思い描く通りにはなっていきません。
だからこそ、私たちはより強く、「それ」を握りしめてしまいます。

とっても苦しいですよね。
胸が締め付けられ、叫びたい衝動、いっそのこと全てを破壊したい衝動に襲われることもあると思います。
これさえあれば自分は満たされるのに・・・ここさえ解決すれば、全て上手く行くのに・・・
その「囚われ」が始まった時から、心は静かに濁り始め、元々はあった余白に何だか灰色の澱みたいなのが折り重なっていくような感覚。
灰色というのはあくまで私自身が体験した感覚なのですが、人それぞれの色があったとしてもそれは決して楽しく気分が高揚するような色ではないように思います。
◆執着はどこからやってくる?
執着とは決して外から与えられた苦しみでは、ありません。
自分自身が「こうでなければならない」と心に決めてしまった思い込みの延長であり、決して「放すもんか!」「放してやるもんか!!」というような意地や執念すら自分の中から生まれてきます。
◆なぜ、私たちの中に「執着」が生まれるのか
恐らくその根本の根本は「足りない」という想いからでは?と、思うのです。

だから もっと愛されたい、もっと認められたい、もっと手に入れたい。
この「もっと」という想いが、そうして欲しい対象(人やモノ)と強く結びつき、私たちの中に執着の芽を育てていきます。
「足りない」と感じる心は常に何かを探している状態、と言えます。
その求める力が強くなればなるほど、私たちは過去の痛みを丁寧になぞり返したり、「それ」が手に入らなかった未来の不安をありありと感じたりして、「いまここ」に地に足つけて生きることが出来なくなってきます。
つまりは、「いまここ」の目の前に実際あるものではなく、まだないもの、手に入っていないものばかりに意識を向け、探し続けてしまうという状態になります。
◆その「これさえあれば・・・」を積み重ねた先にあるもの
「これがなければ、私は幸せになれない」(愛や金銭や家や地位・名誉など)
「この人に愛されねば、生きていけない」(親やパートナーなど)
「こうでなければならない」(思い出や出来事など)
そうした想いが日に日に強くなり、やがてそれしか見えないようになります。
ここ、実は潜在意識の特徴「フォーカスの法則」をフル活用している状態です。

潜在意識は、私たちが「見たいものを、見たいように見せてくれる」、良くも悪くも引き寄せの法則の発信基地です。
結果、ますます「これがなければ・・・」「これさえあれば・・・」という現実を、人や現実を通じて見てしまうことになり、私たちはより一層沼っていくことになるのです。
◆最初は、「願い」だったんだよね
常にそのことをグルグルと考えているうちに、その「願い」は固く強く凝り固まり、「鎖」となっていきます。

足らないものばかりを追い求めていると(ここに意識、全集中の状態)、既に在るものに気付けなくもなってきます。
客観的視点や、心の余白も無くなってしまいます。
この「いまここ」に実際、現実として在るものが見えなくなる、こここそが「願い」が「鎖」へと変わってしまう分岐点だと、思うのです。
その「鎖」、最初は自分がより心地よくなるため、より満たされるために自分自身がありたっけの想いを込めた「願い」だったのではないですか?
◆「鎖」で縛られるのは一体誰?
それは私たちが執着した「それ」ではなく、自分や自分の人生です。
自分の中から生み出した「鎖」に、自分が縛られ続けて行くのです。
このブログを読んで
「あ、自分もそうかも」と感じられた方がいらっしゃったら(これ、客観的視点ですので、あなたはまだ大丈夫!)、是非自分に問いかけしてあげてみてください。
「それ」が無いと、「私はなぜ困るの?」
自分の内側から何か答えが出てきたら、それがどんな答えでも決して否定せずに、続けて自分に問いかけてあげてください。
「その困ったことが起きたとしたら、私にどんな怖いことが起こりそう?」
◆後半では
後半では握りしめた「それ」への執着の弛め方、つまりはまたそれを「願い」に戻してあげる方法や、自分が「いまここ」に戻ってくるにはどのようにすればいいのか、を書いていこうと思います。
少しでも自分の心を軽くしてあげたいな、と思われる方は是非お試しカウンセリングをご利用くださいね。
話す=放す、に必ず繋がります😊
「一度話してみよう」と思われる方、私はそのあなたの勇気に敬意を払い、
心から歓迎し精一杯あなたに伴走させて頂きます。