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・私は毒親かも・・・ (人生脚本・繰り返す負の連鎖と不自由な信念)  ←作成中

・パートナーシップ (問題ある相手を選んでしまう・尽くし過ぎる)  ←作成中

オリジナルメソッドを提供する 心理カウンセラー 香月映見は、機能不全家族にて育ったアダルトチルドレンでした。

そして自らの命と人生を救ったカウンセリング体験を経て、アダルトチルドレン克服経験を持つカウンセラーでもあります。

「アダルトチルドレン」の克服カウンセリング大切なこと

  • 心理療法や理論説明、及びカウンセラーと相談者様が「対等の立場でお互いに敬意を払う関係性」
  • カウンセラーと相談者様は、「お互いがお互いの協力者であり伴走者であるという信頼関係」

この関係性にて行う当カウンセリング「オリジナルメソッド」は、アダルトチルドレンの克服にとても有効です。

下記にて冒頭の図、果てしない負の連鎖に関係する説明をさせていただきたいと思います。

アダルトチルドレン(Adult Children,以下AC)

幼少期(主に理性>感情となる幼少期~10歳くらいまで)を「機能不全家族」にて育っています。

子供にとって一番大切で身近な親や家族との関係に於いて、心に沢山の不自由な信念(潜在意識下の強い思い込み)やトラウマを持ったことで、大人になっても様々な場面で生きづらさを感じている人を指します。

「AC」は学術的な病名や診断名では、ありません。

「自己の状態認識」としての言葉とご理解ください。
よってその生きづらさの原因を探り、適切なカウンセリングと心理療法で癒し、解放することで「アダルトチルドレン」は克服できます。

あなたにお子様がいらっしゃる場合、あなたが「AC」を克服し連鎖を断ち切ることで、大切なお子様~未来永劫の子孫までが全員救われます。

気が遠のくほど昔の家系から脈々と続く負の連鎖の断ち切りは、本当に光栄なお役目であると言えます。

カウンセリングによる克服は、まず自分が「アダルトチルドレン」であるという認識から始まります。

アダルトチルドレン(AC) まとめ

  • ACは病気ではなく、「自己の状態認識」としての言葉
  • ACは「子供が安心・安全を感じられない不安定な親」に育てられたことで、様々な深く強い思い込み(不自由な信念)、トラウマを心の深い部分に持っている
  • ACは遺伝や病気ではなく、生まれた後で親や家庭環境で身に付けた一種の言動や思考の「習慣」であり、その習慣を習慣と気づかぬまま過ごす日々を「人生脚本」という
  • 「習慣」のため、自然と家庭内で祖父母から親へ、親から子へ、子から孫へ延々脈々と連鎖しやすい
  • 「習慣」のため、生きづらさの原因が自分では非常に見抜きにくい

このような「生きづらさ」を抱えた「AC」を「毒親育ち」と呼ぶ場合も、あります。

「AC 生きづらさ(毒親育ち)」の例として

人との基本的で対等な信頼関係が結べない(人が怖い・信頼できない・相談出来ない・弱みを見せられない など)

・大切な親から受け継いだ「ACの習慣」は、あなたが大人になってから特に自分の身近で大切な人(対パートナや我が子)に対して出やすく、家族・職場・恋愛・子育て・友人関係など人生全般の人間関係に対して悩みを抱えやすくなる特徴がある。

安心、安全の無い家庭環境(機能不全家族)で、親(特に母親)に子供らしく甘えたりすることをひたすら我慢した結果、「私はありのままここにいていい」という母性による「愛着形成」がなされず、大人になっても人との基本的な信頼関を結びにくくなる。また捨てられ不安などに襲われ、情緒が不安定になりやすい。

・嫌なことがあると人は誰でも落ち込むが、「AC」はそれがひどく長引き悪循環にハマることが多い。

「愛着未形成」のため、心の中に自分を立て直す愛のエネルギー補給ステーション「安全基地」が無いためである。長引くと、鬱などの精神疾患に移行する可能性も高い。

「愛着」「安全基地」と母性の役割

私達の心の中の「愛着」「安全基地」というのは主に家庭内では母性により培われます。

つまり自分は失敗したりダメなところや欠点が有っても、ワガママに泣き叫んでも、その存在そのものを丸ごと肯定してくれる母との信頼関係が愛着を形成します。

安全基地とは、いわばどんな自分も母に「よしよし」「大丈夫だよ」「ぎゅ~」っと自分が大切にされた記憶の貯蔵庫であり、個人の存在価値が大好きな母から肯定し倒されている絶対的な安心安全空間であると言えます。

そこは、大人になった私達が心折れそうなときに、逃げ込み休息し心を癒し、自分を取り戻し、そしてまた立ち上がるための愛のエネルギー補給ステーションとも言えます。

機能不全家族の母親は、自らが愛着未形成、安全基地を持たない環境で育っていることが多く、自身が子供時代に親からその存在そのものを肯定、受容されたことが少ないと言えます。

よって自分の気持ちを大人であるパートナーへ対等に表現することが難しく、我慢してしまう他、少しのことで大きな不安を感じたり、ちょっとしたことで大きな怒りが爆発したり、自らの感情をコントロールできないという特徴があります。

自分は親に甘えられなかったのに、なぜお前は!と子供から甘えられることに耐えられないケースもあります。

人は、自分に許可を出せていないこと(甘える)、自分の中に無いものは(愛着・安全基地)、我が子にさえ許せず、そして与えるのが難しいのです。

母もまたアダルトチルドレンなのです。父も、というケースも少なくありません。

そのため、機能不全家族の原因となる母親は、「子どもに自分の愚痴を聞かせる・子どもに自分の機嫌をとらせる・子どもに八つ当たりをする」など、本来であれば、子どもの頃に両親(祖父母)にしてもらいたかったことを、自らの子どもに担わせ「親代わり」をさせようとする特徴があります。

このような母親は、本来自分から自分の親へ向けるべき依存心を我が子に向けたり、被害者意識、見捨てられ不安などもあり、それが家庭内で「親子逆転」や「母子共依存」というお互いが苦しい状態に繋がっていきます。これがとても根深い。

お互い手を離さない、離せない。

そしてそれはかなり長期に渡り継続されていく関係性と言えます。母か子か、どちらかが気づかぬ限りその呪縛は解けません。

「機能不全家族」(機能不全家庭)

「アダルトチルドレン(Adult Children,以下AC)」を生み出す家族、と言えます。一言でいうと子供が無邪気に心身の安心・安全を感じられない家族のことです。

私たちがその家族のメンバーである場合、人格や人権、個人の尊厳が尊重されず脅かさることが日常となり、そして大人になります。

あくまで子供目線で見て、家族の機能が不十分である家族のことを「機能不全家族」(機能不全家庭)と呼びます。

誰でも自分の育ってきた家庭環境、家族が「機能不全だった」とはすぐには認めづらく、また感情的な抵抗もあるでしょう。

これが自分は「AC」だと認識することを遅らせ、それ共に「AC」克服を遅らせる原因である、とされています。

子から親への愛は、親が思っている以上に大きく、強いものです。

よって、機能不全家族(恐らく親のうちどちらか、または両方が『困った人』)ゆえに抱えることになったあなたの家族への不満、あなたがが抱えることになった家族への優しい心配、この両方の想いの中で葛藤に苦しむ人が「AC」です。

子供からみて安心・安全が無い家庭環境、いつも苦しく辛そうな両親。

その不完全で不足している部分を「自分が何とかしよう!何とかせねば!」と、非力な子供であるあなたが奮闘します。

その優しさから生まれたのが「AC」です。

それが冒頭の全てはあなたの優しさから始まっている「あなたは何も悪くない!」の背景です。

自分が「AC」であること、育った環境が「機能不全家庭」であることをありのまま受け止め、次の一歩を踏み出すことが、あなたの先に続く未来永劫の子孫全てを救済します。

ACの人にみられる特徴的な「役割(生きグセ)」

非力なあなたが機能不全家族を「何とかしよう」と奮闘する際、ご自身の立場や適性に合った役割を担うことが多くあります。

下記は有名な分類ですので、見聞きしたことがある方も多いかも知れません。

どれも自分を抑圧し我慢し犠牲にすることで、担える役割です。

辛かったですね。
とっても頑張りましたね。

もう十分ですよ。そろそろこの役を降板することを、ご自身に赦(ゆる)してあげましょう。

そして、あなたの人生の舞台に上がり直し、主役に返り咲きましょう。

あなたはどんな役割?

  • ヒーロー(英雄):周りの期待に応えようと、がむしゃらに頑張るタイプ。
    自分以外の人のためにずっと頑張ってきてくれた自分=インナーチャイルドへ感謝を届けることで、ヒーローを演じることを安心して終わりに出来ます。
    頑張っていてもいなくても、あなたはそのままで価値ある存在なのです。
  • スケープゴート(生贄・身代わり役):問題を起こすことによって、周りの注意を集めようとするタイプ。
    自分が悪者になることで親や家族を繋ぎとめてきてくれた自分=インナーチャイルドの本心に耳を傾けることで、スケープゴートを演じることを安心して終わりに出来ます。
    素直になれなくても素直でも、あなたはそのままで価値ある存在なのです。
  • ピエロ(道化・おどけ役):問題があったときでもおちゃらけてごまかそうとするタイプ。
    険悪な家族の雰囲気を少しでも和ませようとずっと笑顔で頑張ってきてくれた自分=インナーチャイルドに「本当は淋しかった、怖かった」と共感することで、ピエロ役を演じることを安心して終わりに出来ます。
    淋しがり屋でも怖がりでも、あなたはそのままで価値ある存在なのです。
  • ロストワン(いない子):おとなしく、あまり自己表現をしないタイプ。厳しすぎる家庭環境を生き抜くために鎧の中でじっと助けを待ち続けていた自分=インナーチャイルドを助け出し迎え入れることで、ロストワンを演じることを安心して終わりに出来ます。
    1人でいても誰かと一緒にいても、あなたはそのままで価値ある存在なのです。
  • ケアテイカー(世話役・リトルナース):他人の問題でも、自分のことのように一生懸命になるタイプ。
    苦労している親や家族を少しでも助けようとずっと優しい気遣いを続けてきてくれた自分=インナーチャイルドに「今までありがとう。本当は遊んだりワガママ言ったりしたかったよね」と労わってあげることで、ケアテイカーを演じることを安心して終わりに出来ます。
    人の役に立っていてもいなくても、あなたはそのままで価値ある存在なのです。
  • プラケーター(慰め役・リトルカウンセラー):苦しんでいる人を見ると慰めてあげたくなるというタイプ。自分は決して弱音を吐かず、母親の弱音を受け止め続け慰め続けてくれていた自分=インナーチャイルドに「これからは弱音も吐き出し、心軽やかに生きた方がお母さんも喜ぶよ」と受け入れてあげることで、プラケーターを演じることを安心して終わりに出来ます。
    人を慰めていてもいなくても、あなたはそのままで価値ある存在なのです。
  • イネイブラー(支え役):親気質で、世話好きなタイプ。
    自分を犠牲にすることで家族を支え続けてきてくれていた自分=インナーチャイルドに「これからは、相手のことは相手に任せて大丈夫なんだよ」と報いてあげることで、イネイブラーを演じることを安心して終わりに出来ます。
    人を支えていてもいなくても、あなたはそのままで価値ある存在なのです。

禁止令・拮抗禁止令

ここでは
「12の禁止令」(ストッパー)と「5つの拮抗禁止令」(ドライバー)
を紹介いたします。

私たちは機能不全家族内で、理性がまだ感情より乏しい10歳くらいまでに親から受け取った否定的なメッセージや、親からされた否定的な行動により様々な「禁止」を自分の中に取り込みます。

(いわゆる【三つ子の魂百まで】。諸説あり。2~4歳や6歳までとも言われます。ここでは私の体験も踏まえ、2~10歳くらいまでとします)

禁止令は、ブロックと呼ばれることもあります。上述した「役割(生きグセ)」とも関連しています。

「禁止令」は幼き私たちの無意識下に取り込まれ、大人になった私たちに繰り返し負のパターンを踏ませる元となります。

例えば恋愛で「いつも問題のある人を選んでしまう」や、仕事で「いつも人間関係で揉めて、転職に至る」など。

でもご安心ください。禁止令」はカウンセリングで私たちがその存在に気づき、インナーチャイルド療法などを用いて書き換えることができるからです。

一見すると邪魔で私たちの人生を妨げるような「禁止令」ですが、幼き私たちは不安定な家庭で生き延びるために、己の生存を懸けて様々なことを自らに禁止してきたのです。

逆に言うと、子供らしい様々な言動を自ら封印したことで私たちは己の身を守り、無事生き延び、そして今ここにいます。

それは「禁止令」たちのお蔭で、とも言えるのではないでしょうか?

12の禁止令一覧 (強制的に踏まされるブレーキとなるもの)
特徴 【命令形】

  • 存在するな     「お前さえいなければ」というメッセージから、自分は居てはいけない(生きていてはいけない)と思い込まされ、自分の身体や命を大事にすることができなくなってしまう。
  • 成長するな,自立するな 「まだ早い」「全部やってあげる」という過保護によるもの。子どものままのほうが愛されると思い込み成長できなくなる。
  • 成功するな     「どうせ上手くいくわけがない」という思い込みから、成功しそうになると落ち着かなくなる。幸せ恐怖症。
  • 重要であるな  「親の無関心」により、自分は重要であってはいけないと思い込む。目立つことを避け責任を嫌うようになる。
  • 自然に感情を感じるな  痛みで泣いたときなどに「我慢しなさい!」と感情を抑圧された経験から、自然な感情を表現してはいけないと思い込む。無意識なので、感情を抑え込んでいる自覚も薄く表情も乏しくなりがち。
  • 健康であるな・正気であるな  病気やけがをした時「のみ」優しくされた経験や、あるいは病弱な家族ばかりが関心の対象だったという経験から、不健康などにより同情や関心を引いたほうがよいと思い込む。暴飲暴食を繰り返すなど、自ら健康を害する傾向がある。
  • 仲間になるな  「あの子と仲良くしてはいけない」といった形で親が友人を選んだり、「うちの子はそんなことはしない」などと親が子の気持ちを勝手に代弁することで、人と打ち解けて仲間になるというプロセスができなくなってしまう。
  • 実行するな     具体的な理由なく「してはいけない」と自由を制限されることで、何かをしてはいけないのだと思い込む。誰かの許可がなければなにもできないようになってしまう。
  • 子どもであるな  「兄・姉なんだからわがままを言ってはいけない」などの命令を受けて、年齢以上に強がることが当たり前になり子どもらしく楽しむのが苦手になる。他人の世話を焼いてばかりいる人に多い禁止令。
  • 近づくな(愛するな、信用するな)「近寄らないで」「あとにして」などと言って構ってもらえなかった経験から、人に対して一線を引いてしまいがち。心の底から人を信用することができず、友達・恋人などの人間関係における距離感が分からなくなる。
  • おまえ(男、女)であるな 「本当はこういう子どもがほしかった」「本当は女の子がよかった」といった命令により、自分のままではいけないと思い込んでしまう。同性に対する苦手意識があったり、自信過少で周囲の評価を気にしたりする。(女性の場合、生理や胸の膨らみの発達に対して、親が適切な対応を取らなかったことでもこの禁止令を持ちやすい)
  • 考えるな 「考えても無駄」「私の言うことを聞いていればいいの」と親に考えることを禁止された子どもが抱える思い込み。自発的に物事を考えることができなくなり、与えられた情報を思考停止して受け入れがち。

拮抗禁止令(ドライバー) (強制的に踏まされるアクセルとなるもの)
特徴【マスト思考】:~しなければならない!さもなくば・・・

  • 完璧,完全にしろ  「ちゃんとやりなさい」という命令によって、無意識のうちに完璧にやることが当然と思い込んでしまっている。自分にも他人にもそれを求め、評価が伴わないと落胆する。
  • 努力しろ 「がんばりなさい」という命令によって、無意識のうちに一生懸命全力でやることが当然と思い込んでしまっている。一方で、努力さえしていれば結果に繋がらなくても一定の価値があると信じてもいる。
  • 人を喜ばせろ 「みんなのためにやりなさい」という命令によって、すべての行動が他者評価中心になっている。他人に受け入れられず拒否されるとどうしていいか分からなくなる。
  • 急げ 「早くしなさい」という命令によって、常に焦燥感を持って暇を持て余すと落ち着かなくなる。一方で、何かひとつのことをじっくりやり抜くことができず、何事も中途半端になりやすい。
  • 強くあれ 「しっかりしなさい」という命令によって、しっかりしていない自分、弱い自分を否定する。感情的な脆さは弱さに繋がるとして、感情表現がうまくできなくなる。

「毒親」

これは、アメリカの精神医学者スーザン・フォワードの著書「毒になる親」から生まれた言葉です。いわゆる俗語の一種です。

現在認識されている意味としては「機能不全家族の機能不全状態を招いている親」=「毒親」と称することがあります。「毒親」とは機能不全家庭の運営者であり家族の平和と秩序を乱し、機能不全に陥れる張本人とも言えます。

あなたの親の毒親度チェックシート

様々な依存症(ギャンブル、アルコール、異性関係、薬物など)を抱える親、それを支える苦労人に見えるが実は助長者であるもう片方の親との夫婦共依存、家庭内の夫婦間・親子間のDVやモラハラ、親から子への過干渉や育児放棄、虐待など、家庭を機能不全にしてしまうこの親らもまた「アダルトチルドレン(AC)」であり、かなり確実にその親の親、親の親の親以前からその要素を受け継いでいると言ってよいでしょう。

あなたは「毒親」にひどい目に遭わされましたか?憎んでも恨んでも良いです。許せなくても当然です。ただカウンセリングでそのありとあらゆる想い、特に負の感情を癒し解放することで、あなたご自身の人生は今より確実に道が開けます。

親を許せということではありません。許せないものを許す必要はありません。そんな時は、私と一緒に「親を許せない自分を赦し」ましょう。

もちろん親を恨み続けることを選ぶのも、一つの選択です。

ただその場合は、自分の人生の時間が止まってしまいます。
「ああされた、こうされた」幼き私たちは、確かに未熟な親からひどい目に遭わされた被害者でした。

私もそのうちの一人です。

親に恨みつらみを抱えてうずくまっても時は流れ、どう生きても私たちは必ず寿命を迎えます。

私たちは今もう、非力な子供ではありません。

もう毒親に怯えず、自分のこれからをどう生きるかは自分で選べるのです。

「被害者ポジションを降りるか下りないか」私たちは自分で選べるのです。

あなただけのオリジナルな人生を、歩いてみませんか? 

AC所以の役割を降板し、禁止令を解き、自分の人生のコントロール権を取り戻しませんか?

香月が精一杯、あなたに寄り添いそして伴走します。

迷われている方、どうかご安心ください、大丈夫です。そこを乗り越えた私が、あなたに全力で寄り添います。

そして、今回は見送ろう、と思われる方、大丈夫です。あなたはまだ決してご自身を諦めていません。ご自身の人生も諦めていません。だからこそ今、このホームページをご覧になっているのだと思います。

「機能不全家庭」が生まれた背景への一考

ここで、少し日本の過去を振り返りましょう。

1941年(昭和16年)12月に始まった太平洋戦争が1945年(昭和20年)9月に終結、その後の8~9割の家族が現在の機能不全家族の要素を含んでいた、と心理学では分析されています。これに基づくと、完全な家族はほぼ存在しなかった、機能不全家族要素はどこの家にもあった、とも言えます。

終戦後の数十年、日本は目まぐるしく変化します。環境・文化・社会や人生の価値観、常識、全てが刻々と変化するなか、1960年代に日本は高度成長期を迎えます。

それは経済成長率年平均10%以上という、急速で急激な発展でした。そして1968年、日本はアメリカに続く世界第2位の経済大国となります。戦争が終わったころ生まれた子供が20歳を過ぎる、そんな短期間での大変化でした。

子育ては親から子に伝えられます。

父親を頂点としたトップダウンの家長制度、亭主関白、尽くす妻、従う嫁、女性の地位の低さ、男尊女卑。

そして戦前、戦中、戦後の飢えや空襲による過緊張な親に育てられたのが、現在の40代以上の親に当たる世代です。時代は今、ますます個を尊重し、自由の気風が高まっています。

よってジェネレーションギャップも、現在の機能不全家族の一因と言えるでしょう。

年金暮らしの親と引きこもりの中年「40・70問題」「50・80問題」がそれを示しています。

この現代の70代~80代の親は、戦中戦後の価値観を以て怖れモードでやはり過緊張な子育てをしてきたため、厳しい価値観を子供に押し付ける傾向がみられるようです。

毒親たる私たちの親たちも、生育歴で相当な我慢や理不尽さに耐え、飢えまで体験していると言えます。

「~であるべき」 以外の柔軟な選択がほとんどなかったりするため、ある一つの価値観を子供に押し付けてしまう。つまりは「男はこうあるべき」「女はこうあるべき」「嫁は・・妻は・・社会人は・・学生は・・子供は・・・」言い出したらキリがありません。

ただ、このような社会的背景があるにせよ、世代ギャップがあるにせよ、子供に何をしても良いという理由にはなりません。

健全な環境での子育ては、親の大切な養育責任です。

私たち(現在の40~50代)の親も続々と75歳以上の後期高齢者となりつつある現在、この親世代の方々にも安心・安全にご自身を自由に表現できる場を設けられたらな、と思っています。

「一度話してみよう」と思われる方、私はそのあなたの勇気に敬意を払い、心から歓迎し精一杯あなたに伴走させて頂きます。