毒親の因縁を断ち切って自由なあなたを生きる「オリジナルライフメソッド」香月映見です。
今日もブログを読んでくださり、大変ありがとうございます。
前編では、最近クライアントさんから「私の使命は何ですか」と聞かれることが増えたこと と、私が思う「使命」という仕事に繋がる5つのヒントを書かせて頂きました。
前編はこちらから
https://original-ownlife.com/blog-2025-16/
◆後半では
なぜ「傷つきを癒す」ことが、自分の使命へ向かう最も大切で決して欠かせない第一歩なのか、について書かせて頂きます。
◆その理由は
「使命」を見つける、そして行うに際しては、自分の持てる100%のエネルギーを自分が使えること+そのエネルギーを自分の中で内製できること、が必須条件だからです。
これを平たく言いますと、健全な自己愛を自分の中で育んでいるか否か となります。
◆健全な自己愛とは
自己肯定感や自己信頼感とも言えますが、それ以前に「どんな想いやどんな感情を持ってしまう自分にもOKを出せるか」という自己受容が全ての基盤となります。
サラっと書いておりますがこれがまず、機能不全家庭育ちにはめちゃくちゃ難しい!!!
理由は実に単純でして
「今まで親から、ありのままを受容してもらったことが全く無いから」なのです。
是非、想像してみてください。

今まで小さな籠の中に閉じ込められていた鳥が「さあ、自由に出て行きなさい!」と急に扉を開かれても・・・野生の鳥ほどは闊達に飛ぶことはできず、食べ物の探し方も分かりませんよね。

ちょっと籠の外を飛んでみて、強風に煽られ「あわわ」と自信喪失して怖くなり、また籠に戻ってくることでしょう。
当たり前なのです。だってやったことないんだもん。

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自己受容とは、この「ほんまワタシって情けない、何も出来ない。とんでもなく役立たずだ!」を「そっかそっか、風が強くて怖かったんだよね。ヨシヨシ」ってするところから始まります。
ただ、どうでしょう?
練習を重ねれば、この鳥って野鳥のように自由に飛び回ることができるようになる、と思われませんか?
だって羽もある、骨もある、「鳥」たる要素は全てもう既に備わっているんですから。
◆鳥ではなく、人間に例えると
自転車に乗る とか 車を運転する とか 泳ぐ とか 楽器演奏 とか、仕事も勿論そうです。
最初は出来なかったけど、練習を重ねて出来るようになること、人生に於いて実に沢山ありますよね。

字だって、書けるようになった。パソコンだって、練習したらできるようになります。
自己受容も、そうなんです。
出来ないからこそ、練習するんです。

カウンセリング期間はカウンセラーと一緒に、とにかく大人だからこそ使えるあらゆる方法を以て「自己受容練習」します。
◆自己受容練習と並行して行うこと
カウンセリングでは「なぜ、あの親は私を(私が望む通りに)愛してくれなかったのか」を、カウンセラーと一緒に見て行きます。
とっても怖く、思い出すだけで震えのくるような記憶も沢山あります。
その恐怖や怒り、悲しみ、痛みを抱き締め、脆弱な自分を受け入れ(これも自己受容)、そして「親自身の問題」と「自分の問題」に勇気を以て線引きしていきます。


ここで皆さん気づかれます。
「実際に線引きしても、何にも怖い事は起こらない」ってことを、です。
◆あなたの力や奮闘だけでは、どうにもならなかったこと
ありませんか?「あの家」「あの家族」には、至るところにゴロゴロあるはずです。
機能不全家庭育ちの方々でカウンセリングに臨まれる方々は、「どうにもならなかったこと」「どうにもならないこと」を、思い出の中や現実世界に沢山抱えてらっしゃいます。
それどころか、自らの心身健康を害するほどに尽力し何とかしようとしてこられた方ばかりです。
あらゆる現実的な改善策を試し、それでもどうにもならない・・・
思い詰め、あがき尽くし、そんな時にやっとカウンセリングというツールが、思い浮かぶ。
日本に於いてのカウンセリングって、そういう場所だと思います。
◆その時、実はもう使命に向かう答えが一つ出ています
その「私ではどうにもならなかったこと」=ズバリ「親自身の問題」であり、だからこそあなたがどんなに頑張ってもどうにもならない、ということなのです。
何をやっても褒められず、ケチをつけられた。
どんなに頑張っても、思うように愛してもらえなかった。
ずっと親が粘着してくる。 逆に、ずっと無視される。などなど
これらも大いに含んで、情緒不安定で自分の機嫌を自分で何とかできない「親自身の問題」です。
例えば肥満に悩む親のために、あなたが必死にダイエット敢行、継続しても親は痩せませんよね。
痩せるのは、ダイエットしたあなた自身です😊


親が肥満解消するには、親自身がそれを我が事と自覚し自ら生活改善をするしか、無いんです。
◆親の問題と自分の問題に線引き出来はじめたら
次は、親自身の問題と固く強く紐づいてしまっているあなたの「自己存在価値」とを、切り分けていきます。
あなたの中に100%あるはずのエネルギーが最も分散される先って、正にここなのです。
カウンセリングの終盤、クライアントさん方々が仰います。
「今まで自分のエネルギー7~8割を、有らぬ方向へガンガン・じゃぶじゃぶ放出してた」
+
長らく受容未経験で、自己愛の内製方法も全然分からなかった。(長らく とは、現在の年齢ー6~10歳で算出)
(例)カウンセリングに臨んだ年が47歳ー6~10歳=37~41年間←コレ、私です😣
ここで、注目してください!
「燃料ダダ漏れなのに全然気づかなくて、しかもガソリン入れ方すら分からなくて、ずっと走ってました・・・」→そりゃ、疲れるし病気にもなるわな という「おバカ」な自分を、クライアントさん方々は実に愛情深い口調と共に振り返るんです。
これぞ、自己受容です。
◆このブログに複数回出てくるコトバ
「あなたの中に100%あるエネルギー」
そう、実は誰しもが自分の中にそれを本来持っているのです。
なのでカウンセリングで使い方と内製方法が腑に落ちれば、誰しもが「また」100%使えるようになる、ということなのです。
◆「また」とは・・・
私たち、実は赤ちゃんの時そうだったんですよね~(思い出せないけど、潜在意識にはしっかり記憶ありです)

数えきれないくらい夜泣きして、オムツを換えてもらっていたあの日々、自分責めや自虐、してましたか?
親に「こんな私で、ほんっとに申し訳ない。役立たずなのにミルクばっかり飲んで、ごめんなさい」と罪悪感抱えていましたか?
◆自己エネルギーを、自分が100%使えるようになると
前編にも書きました①~⑤の要素が、全てあなたの「使命」のために裏返せる大切な手札となります。
①あの家で磨きをかけた「役割」
②あの家で「してきたこと」(せざるを得なかったこと)
③大人になっても持っている(意識の)クセや習慣(グルグル思考や自分責めなど)
④いま従事している仕事や持っている専門知識
⑤あの家に生まれたからこそ、興味を持っている領域(または興味を持たざるを得なかったもの)
というか、「使命のため」にああいう過酷ストーリーだったのかも、なんて思うようにもなります。
前編はこちらから
https://original-ownlife.com/blog-2025-16/
つまりは「あの体験があったからこそ」の自分自身に尊厳と誇りを取り戻せるようになり、苦しみながらも実際にここまで生きて来られた全ての軌跡があなたの大切な糧となります。
ここで注意です。
「あの体験があったからこそ」と「あの家、あの親のお蔭で」は全く違います👍
許し難きは許さずともいいのです。
そんな自分をも、「ヨシヨシ」と赦してあげること。
それが、自己受容なのです。

使えるエネルギー100%。可動域がかなり広がり、可動時間も長くなった自分。
その先には、あなたにしか出来ない「使命」が見えて参ります。
なぜなら「使命」って、「世のため、人のため」に!行うことですから。
「一度話してみよう」と思われる方、私はそのあなたの勇気に敬意を払い、
心から歓迎し精一杯あなたに伴走させて頂きます。

