毒親の因縁を断ち切って自由なあなたを生きる「オリジナルライフメソッド」香月映見です。
今日もブログを読んでくださり、大変ありがとうございます。
認知症が始まった毒母について、最近分かったことがあるので書いてみようと思います。
それは「コメ有り無しと、母の状態の連動」です。
前編はこちらから
【令和コメ騒動から見えた機能不全家庭の盲点~前編~】
https://original-ownlife.com/blog-2024-15/
中編はこちらから
【令和コメ騒動から見えた機能不全家庭の盲点~中編~】
https://original-ownlife.com/blog-2024-16/
母への遠隔介護手配については、こちらから
現在進行形【2024年1月24日 母への介護手配始まる①~⑦
https://original-ownlife.com/blog-2024-05/
親子問題で生きづらい方が、このブログでどこかご自身の親との類似点を見出されたり、その背景などの考察の参考になったり、少しでもご自身の人生を謳歌されるキッカケになれば幸いです。
◆全編を通じて皆さまへお伝えしたいこと
「あのカオスで抑圧凄まじかった私たちの生育歴に於いての様々は、本当に本当に『親自身の問題』であり、子どもだった『私たちは何も悪くない』」という事実です。
そして
その今でも続いているであろう数々の親⇔自分との問題に於いて、それらは「一体誰の問題なのか」の線引きに、自分の痛みを癒しながらのカウンセリングが大変有効だと思う次第です。
(これ、痛みがあると線引きができないんです。理由は自らが膨大な感情と記憶に呑まれるからです。)
◆20キロのコメを送った後の1ヶ月間(9月5日に母宅へ到着)
8月23日~8月末まで日夜続いた、妹や見回りヘルパーさんからのコメコメLINEにイライラ・辟易した私は、母にコメを20キロ送りました。
そして9月末に、ふと気づいたのが、下記の事実でした。
・妹からは、小言、愚痴のLINE一切無し
・ヘルパーさんからも、母の言動についての「揉めた」「どうさせていただきましょう」のLINE一切無し
あれ??っと思っていた9月末に、月一で母宅に往診をお願いしている医師からメールがあり
↓ ↓ ↓
「お母さん、以前より落ち着いてるように感じます。認知症遅延薬の副作用である易怒性も、軽度になられたように見えました」
◆これらを総合すると
「コメ20キロを9月頭に受け取った母は、実に落ち着いた」ということに他なりません。
ヘルパーさんにそれを伝えてみると「はい、実際お米があると安心されるようです。この一か月、とても穏やかです」とのこと。
コメの威力、すごい。
逆に言うと、「飢餓」という命に直結するトラウマ威力は、戦後約80年を経ても凄まじい不安として母の中に残っている、ということです。
そしてこのトラウマ記憶は、父ギャンブル三昧のあの約40年間でも母の中で大きな怖れとして何度も何度も浮上していた、と推察されます→沸点不明なヒステリックな怒り、として家の中で発散していた・・・
↑
皆さまに最もお伝えしたいことは「これ、私たち子どもが責任取らなくていい」ということです。そもそも人の記憶、親のトラウマに責任なんて取れないというのが正しいです。
今回も、下記のような出来事と現状により今回も母の中で大いに反応(発動)した、ということです。
「自分には、お金が無い」←という母の思い込み。食うに困らぬ年金を、有難く頂いております
「買い物が身体的に不自由」←事実。この数年で、膝関節が歩行困難なほど悪化
「自分には、買い物へ行く足が無い」←事実。車運転していた父も逝去、電動自転車は母本人が3月に紛失
「スーパーにもコメが無い」←事実。令和コメ騒動。ただ日本は飢饉ではなく、食べ物はふんだんにある
◆コメ騒動に際して思うこと
令和コメ騒動がなければ、20キロも一括でコメを送ることはまず無かったので・・・個人的にはコメ騒動を貴重な機会だった、と捉えております。
それから約1か月後の9月末、ペルパーさんに依頼していたLINEが私へ入りました。
「お母様は、20キロのお米の最後の1袋を開封されました」という、母宅の在庫確認です。
そして私は、即日また楽天で20キロのコメを購入し、2日後の10月2日母宅に2回目の20キロ配達完了。
◆母、10月の様子
9月同様、妹の愚痴愚痴LINEもヘルパーさんからの相談LINEも一切ありませんでした。
このブログは11月頭に書きかけているのですが、10月26日にちょうど往診の医師からメールが届きました。
「状態は、非常に落ち着いていました」
「インフルエンザワクチンを接種。問診票は全項目を自身でスムーズに記入されましたので認知機能の低下はそれほど進行していないとお考え下さい」
「このまま内服とデイサービス利用を継続し、社会性維持を図りたいと思います」
ほ~~ へ~~ そうなんや。
よし!当分これで行こう!
12月はまた地元に戻り、母を施設に入れよう(徘徊始まる前に)と、考えるだけでガッツリ気が滅入っておりましたが、もうや~めた!! 帰らない、に決定😃👍
娘と過ごす貴重なクリスマスと年末年始、香港にいよ~うっと!🎄🎍🎊
と思っていたら、10月26日ヘルパーさんからの在庫確認LINE
「お母様、米びつにお米少々と、最後の5キロ袋を開けようとされています」
すんごいコメの消費量ですが(80代女性、一人暮らし。コメ消費20キロ/月)・・・
もうどうでもいいです。好きなものを沢山食べて逝けばいい、いい。
日本で消費貢献だ!経済効果アップだ!
LINE頂いた即日、3回目としてまた楽天で20キロ購入しました。11月2日に、母宅到着。
コメの費用は、後処理ですがもちろん食費として母の年金口座から返金してもらいます。
(介護に関わる皆さま、ここしっかりね!!自分の不満の種を残さないこと、大切)
そして11月も、私のLINEは爆発せずに平穏な時が過ぎました。
(その後、母が自宅の別の場所にコメを5袋ほど隠していたことが発覚。本当にややこしいことをする人です。誰が盗るんだ?それもあなたの中にある、あなたの怖れでしょ。ほんと迷惑としか思えない)
◆自分として思うこと
私の育ったカオスな機能不全家庭の根幹である父ギャンブル+夫婦超共依存+母の膨大な不安(怖れ)の中に「お金が無くなる!!コメも無くなる~~!!!わ~~~あわあわあわ」という精神的大混乱があったことは、想像に難くありません。
◆だから?
だからと言って・・・「あの家」の機能不全の有様は「仕方なかった」では、無いわけです。
無力で脆弱で、何にも出来ない子どもはすべからく大人により守られるべき大切な存在であり、親自身の不安(怖れ)や不機嫌のゴミ箱(捌け口)にしてはならない、と私は思います。
皆さんはどう思われますか?
◆終わりに
ブログを読んでくださる方々、実際にカウンセリングに来て下さるクライアントさん方々、それぞれにそれぞれの苦しみ・悲しみが詰まった記憶があると思います。
親は実際、自分に一番近いルーツです。
よって親のその背景を知ることは、自分という人間の生きづらさや性質・特性などなど「自分を知る」というカウンセリングの主旨に対しては、大変有効です。
ただ、自分の痛みは痛みとして大切にして頂き、癒して頂けたら、と思います。
親の育ちや時代背景を理解することと、「だから許す」「だから仕方なかった」は、全然違う問題だからです。
許せる時が来たら許す。来なかったら、そのままでOKだと私は思っています。
親が死んでから許せてもいいし、一生許せなくても、いいんです。
そんなことより、先ずあれこれを許せない自分を赦(ゆる)してあげてくださいね。
親を許す云々より何より大切なのは、私たちが自分の傷のケアを「じぶんごと」としてしっかり行うこと。
そんな自分もこんな自分も赦(ゆる)し、私たち一人一人が「生きててよかった」と感じる体験を有限な人生時間で出来るだけ沢山自分にさせてあげること。
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コレ、自分が深手を負っていたら・・・当たり前ですが、出来ないんです。だって、痛いから動けないんだもん。
つまりは親から受けた傷による自分の生きづらさを少しでも減らし、「私は私で良かった」と実感できる瞬間を自分の人生で増やしていくこと。
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コレも、自分が出血し続けていたら・・・とてもじゃないけど、そうは思えないんです。失血死寸前に、そんなん無理なんだもん。
そして人生の前半で得たくても得られなかったもの、欲しくてたまらなかったものを、人生後半では自分の精神的成長と共に得ること。
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「成長」「前進」って、血が止まり傷が治り始めてからこそ臨めるネクスト・ステージです。
私は、そう思います。
「一度話してみよう」と思われる方、私はそのあなたの勇気に敬意を払い、
心から歓迎し精一杯あなたに伴走させて頂きます。