毒親の因縁を断ち切って自由なあなたを生きる「オリジナルライフメソッド」香月映見です。
今日もブログを読んでくださり、大変ありがとうございます。
「ギバーとテイカーについて」
ギバー Giver とは「与える人」
テイカーTakerとは「受け取る人」「奪う人」
前編・中編ではこれらを、毒親の生き方になぞって書いてみました。
前編 【あなたは大切な者を、誰かに奪われ続けていませんか】では、「テイカー」について
https://original-ownlife.com/blog-2023-11/
中編 【与える人「ギバー」が、決して相手に与えないものとは?】では、「ギバー」についてhttps://original-ownlife.com/blog-2023-12/
この後編では、毒親そのものでは無く、機能不全家族育ちの私たちが目指すべき
「マッチャー」
について書き進めてみますね。
◆「マッチャー」とは、バランスの良い人(状態)
「マッチャー」とは、与える・受け取るのバランスが保たれている人や状態のことを指します。
なぜここを目指すべきかと言うと、毒親の元で育ってきた私たちアダルトチルドレンは「ギバー」または「テイカー」どちらかに偏った生き方になり易いからです。
理由は明白です。
誰でも(動物も含め)親の背中を見て育つから。
簡単に言うと「親を模倣しながら生きる術を学ぶ」ということです。
その「模倣」が、人との関わりを含め自分が生きる初期設定となります。
つまりは、
あの不安定な親が私たちの生きるモデル
となっているのです。
そしてそのモデルである親自身が精神的に未熟で不安定なため、幼き頃から私たちは「生きるか死ぬか」、命を張ってその家でサバイバルしてきております。
よって白黒思考など、極端な思考になりやすいのです。
こんな背景ですので【あなたは何も悪くない!】 これ、決して忘れないでくださいね。
なのでね
何らかの生きづらさを抱えてこのブログを見てくださっている方や、親への憎しみや恨みが心に渦巻く方、ご自身の親・子ども その関係性で悩んでらっしゃる方、パートナーとの関係にお悩みの方などなど、一度ご自身の生き方、在り方が「ギバー」「テイカー」どちらかに偏り過ぎていないか、是非冷静にご自身の現状を見つめてみてください。
なぜこんなことを言うかといいますと・・・
前編・中編を読んでくださった方はもうお分かりかも知れません。
結局、「ギバー」と「テイカー」の根本は同じ種であり、自分の相手次第でギバーはテイカーになり得るし、テイカーはギバーになり得るのです。
例)「テイカー」な親から自由を奪われ抑圧され続けていた子どもは、親に愛されたくて「ギバー」になります。
↓
パートナーに尽くし過ぎ、「ギバー」続行。
↓
そして当たり前ですが、与えてばかりでは自分が枯渇・疲弊します。なので自分より弱い立場の我が子の自由を奪い、コントロールする「テイカー」となります。
↓
これが代変わりしながら延々と繰り返されることを「負の連鎖」と呼びます。
自分も苦しい。自分の大切な人も、皆苦しい。ほんっとに、なーんにもいいこと無いんです。
しかし
どっちに転んでも「ギバー」か「テイカー」って・・・
散々辛い想いを抱えここまで生きて来たのに、どんなけ不公平やねん!と思いませんか?
私は思います。
そうせしめた親は、あなたの人生に何の責任も取らない上に私たちよりさっさと先に逝きます。年齢的には、そういう順番ですから。
◆解決法は、あります!
あなたが「マッチャー」になれば、この悲しく痛い負の連鎖は止まります。
要は、ギバーもテイカーもヤメる。そう言うことです。
実際に私の現家族(前夫・私・娘)に於いては、負の連鎖を断ち切れました。(離婚はしたままですが、私たちは普通に家族なのです。誰も無理しないし、誰も足を引っ張らず、誰も誰かを支配しない自由な関係です)
社会的には変かも知れませんが、私はこの関係性とても気に入っています。
そして
カウンセリングに来て下さる方々に於いても、です。
ご本人が「マッチャー」になることで もちろん同じことが続々と起こっております!
皆さん、この過程でそれこそ機能不全家庭育ちの底力を遺憾なく発揮され、しぶとく諦めずカウンセリングに臨まれます。
私たち、そうやって何度も立ち上がり、命を繋いできたんですもんね。
自分と自分の人生を、決して諦めなかった。
そうでしょう?
◆「マッチャー」になるには?
一言で言うと「自分の言動と意識の習慣を変えていく」ことです。
そのためには先ず、自分の言動や意識が現在どういう習慣になっているのか、知る必要がありますよね。そこ分からないと、どう変えて行けばいいかも分からないですもんね。
具体的には
- あなた自身の「セルフイメージ」を知る(今のセルフイメージって、本当は誰が創ったの?)
- 機能不全家族内で自分が演じ続けて来た「役割」を知る(それ、本当にまだ必要?)
- あなたの潜在意識に深く何度も埋め込まれた「不自由な信念」「禁止令」を知る(これ、何のためだったんだろう?)
この3つは、全て「あの家であなたが自分の命を守るために」必要なものでした。
本当によくここまで、生きてらっしゃいました。
・機能不全家族に於ける【役割(生き癖)】については
https://original-ownlife.com/zetsubo/#AC7
・機能不全家族に於ける【禁止令】については
https://original-ownlife.com/zetsubo/#AC8
これらをあなたが納得して緩めたり手放していくことで、過去の後悔や恨みに引っ張られることなく、また未来の不安に慄くことなく、「いまここ」にいられる時間が格段に増えます。(自分のご機嫌ちゃんな状態が、今よりずっとずっと長くなる)
それにより「いま」が本当に目に見えるカタチで改善いきますので、それを積み上げた未来はもう好転するしかなくなります。
カウンセリングでは「自分に対し幸せを受け取る許可」も、手放しと並行して行っていきます。
◆言うは易く行うは難し
上述のことは、一朝一夕では決して出来ません。これは、現実です。
なぜなら過去の毎秒、毎分、毎時間、毎日x何十年もの積み上げが「いま」を創っているからです。それを一瞬でリセットは、出来ないのです。
例えば、私は小学校に6年通いました。←この事実を、一瞬で「無かったこと」に出来ないのと同じです。
あぁ、無理なのか・・・なんて凹まないでくださいね。
約半年のカウンセリングコースに入っていただくと、3~4ヶ月を経る頃には「一瞬でリセットなんて出来なくて、本当に良かった~」って思える自分に出逢えますから。
全てあなたの大切な毎秒・毎分・毎時間・毎日x何十年、大切な大切なあなたの命を紡いできた確かな軌跡なのです。
この軌跡に於いて、ご自身が本当は一体何を想い、何を怖れ、どうやって今まで歩いて来られたのか、知りたいと思いませんか?
これはあなたにしか、出来ないことなのです。
「一度話してみよう」と思われる方、私はそのあなたの勇気に敬意を払い、
心から歓迎し精一杯あなたに伴走させて頂きます。