毒親の因縁を断ち切って自由なあなたを生きる「オリジナルライフメソッド」香月映見です。
今日もブログを読んでくださり、大変ありがとうございます。
皆さま、新年あけましておめでとうございます。
今年も心身健やかな日々でありますように
ファイトー( ・ᴗ・ )⚐⚑⚐
それと共に、元旦から被災された方々の安全とこれからの暮らしを、心よりお祈り申し上げます。
さて、前回は「呪術廻戦」に絡め、ツールは使いよう。機能不全家庭育ちの方々に「生育環境でご自身が演じて来た役割」を探してみてください。
それって実は、あなたの適性なのです!という内容で書かせて頂きました。
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【呪術廻戦に見る】~前編~私たちの中にある諸刃の剣とエネルギーの使い方
https://original-ownlife.com/blog-2023-28/
今回はそんなあなたにあと2つ、探して頂きたいことがありますので下述してまいりますね。
◆機能不全家庭を生き抜いた尊いあなたに、是非探してみてもらいたいもの
それは
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②あの大変過ぎる家で「それをしている時は、辛さを忘れられた」「それをしている時だけ、自分の世界に浸れた」ようなもの
例えば読書、例えば工作や絵画などの創作、例えば何かのスポーツ、例えば詩や文章を書く習慣、例えば楽器の演奏、音楽を聴く、映画を観る、何かをコレクションする、漫画にハマる、想像に耽る、おままごとや電車・ミニカー・怪獣なんかを使うひたすら一人遊び などなど
これ、実はあなたの「得意」や「天分」や「才能」と大いに大いに関わりがあります。
なんせあの煩わしい家中で、切った張ったの緊張感を感じないほど、そして何の苦も無く自分が没入できるものです。
好きで得意に決まっています。
もっと言いますと②は純粋に完全に自分が、内なる動機から「したくてしていること」「するのが好きなこと」だということです。
これ、私の場合は読書と作文でした。
さぁ、あと一つです。
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③あの家で育ったからこそ、大人になって興味を持ったもの
逆に言うなれば、「あの境遇で育たなかったら、まず興味を持たなかったであろうもの」です。
ここは本当に千差万別なのですが、実はこれ、あなたの今世の人生に於いて「使命」や「お役目」に繋がる入口です。
分かりやすく言いますと、大病から回復された経緯があれば、医師や看護師、薬剤師、検査技師、療法士というような医療職に興味を持たれるかも知れません。
法的に大変救われた体験があれば、弁護士や裁判官、検事など法曹界に興味を持たれるかも知れません。
心の拠り所となる教師や師範に出逢えた方なら、人に教える、伝えるという職業に興味を持たれるかも知れません。
「私は〇〇にそうしてもらい、とても救われたからこそ今がある。だから自分も・・・かつての自分と同じような境遇にある誰かの力になりたい」
こういう気持ちから、それを目指している または 実際に従事している、というようなケースも多いです。
そして、全ての事柄には陰陽が在ります。
つまりは、上述したようなことと真逆の出来事により「痛みゆえに深く掘り下げ、知り得る機会があるもの、あったもの」です。
「筆舌しがたい苦しみがあったからこそ、深く追求するようになったもの」と言えば、もっと分かりやすいかと思います。
例とするには大変不謹慎なのですが、例えば我が子が犯罪に巻き込まれたからこそ、被害者の会を立ち上げたとか、グリーフケアの専門家になったとか(グリーフケア:大切な人との死別の感情に寄り添うケア)。
最近では大阪の人為的な火災により亡くなった心療内科医の妹さんが、ご自身の兄の患者さんだった方々の会合に出席し続けた後、出家されたとニュースにありました。
何らかの出来事や境遇→それらに対して自分が肯定的でも否定的でも「だからこそ、私はこうしたい」というのもの。
「こうしたい」が例えまだ何のカタチになっておらずとも、それに想いを馳せるだけで何だか身体の内側が熱くなり、震えに似た感覚を覚えるものはないですか?
あるなら、それが③です。敢えていうと、③の入口です。③のスタート位置です。
私の場合、あの家で育ったからこそ + あの親だったからこそ + きょうだいが巻き込まれ心の病になったからこそ、精神世界や心理学・哲学・統計学・波動(量子物理学)などに大いに興味を持ちました。
「なぜああなったのか」ただただ、知りたかったのです。
🔶ここで注意です。
「〇〇だからこそ」と「〇〇のお蔭で」は、違います。
許せない人、許せない出来事を許す必要はありません。
「お陰様で」なんて思えないことには、感謝する必要もありません。
そしてもし、自分は何て矮小なんだ、卑屈なんだ と責めたくなるなら、是非「そんな自分を赦してあげてください」。何度も何度も、です。
◆②の【得意】と③の【使命】が繋がり出す始まりのとき
それは、①の【適性】に準じて演じ続けて来た機能不全家庭内での役割を、自らの意志で降板する時です。
つまりは自分の防御用にしっかりと丹念に身に付け続け、手入れを欠かさなかった鎧(よろい)を、「よし、もう脱ごう!」と決めた時から、①の裏返りが始まります。
①の【適性】は、前編をご覧ください~
https://original-ownlife.com/blog-2023-28/
🔶そしてそれは、一体どんなとき?
例えば、下記のような状態となった時、私たちは「ええ~い!!」と自ら鎧を脱ぎ始めるのです。
脱がざるを得ない、とも言えます。
「今までと同じことをしていては、もうダメだ!」」
「もう後には引けない。やるしかない!」
私のカウンセリングに来て下さる方々は、下記のA)や B)の状況に至った方が多いです。
A)自分がもう絶体絶命と感じる「嫌だ!絶対イヤだ!もう何とかしたい!もう本当に無理だ~!」と背に腹は代えられない追い詰められた状況に至ったとき。
そしてもう一つ。
B)自分の大切な人(我が子やパートナーなど)との関係が壊れそうな、人生一大危機を感じた時
因みに私自身がかつて命からがらでカウンセリングに倒れ込んだ時は、A)の状態でした。
◆呪術師たちが自らの限界を超えるとき
呪術廻戦の呪術師たちが格段にレベルアップする時も、A)に自分の命が懸かったとき。そしてB)に大切な仲間や友人の命が懸かったとき。
彼らはA)かB)の状況に至った時、自らの枠を自らの力で突破します。そして枠内に居ては到底できなかったことを、呪術というツールを使いながら実現し始めます。
私たちに置き換えると、それは
②【得意】と③【使命】が繋がりだし、いよいよ稼働し始める時と言えます。
その時①で育んだ【適性】→あなただけの【強み】へと成長・変化し、②と③を大いに支えることになります。
◆私たちが一番怖い段階とは
ずばり「①の【適性】に準じて演じ続けて来た機能不全家庭内での役割を、自らの意志で降板する時」です!
つまりは、防御用の鎧(よろい)を脱ぎ始める時であり、自分の既存枠から殻を破ろうと一歩を踏み出す時です。
これは勇気要ります。
当たり前です。自分の命を何十年にも渡り守って来た鎧を脱ぐのですから。
と~っても変な例えなのですが、何らかの事情で「私、今日からどこ行くにもパンツ履かない」と決め、実際に思い切ってそうしてみたとします・・・
家に居ても、外に出かけても、ソワソワソワソワとても不安です。誰も知らないのに!!私がパンツを履いていないこと。
「ずっと当たり前にそうしてた」「ずっとここに在った」それらに生産性があるのか否かではなく、私たちは考える余地なんてない「当たり前すぎる習慣」から何かを変える時、かなりの抵抗があるということです。
◆そのためのカウンセリング
少なくとも親と関わっていられた①自分の適性から選んだ【役割】を、降板するのは怖い怖い~!
私自身がかつてそうでしたから。
なのでいきなり降板するのではなく、先ずはお話しを聞かせて頂き、クライアント様と一緒に過去の傷を消毒し、そして縫合していくのがカウンセリングです。
傷が見つかる度にこの地道な作業をクライアント様と一緒に行うことで、「気づいたら何とな~く①で必要だった鎧を脱ぎ始めてた」という流れになりますので、ご安心くださいね。
理由ですか?
それはクライアント様方々曰く「う~ん、何となくもう要らない気がする」とか「だって、とっても重いんだもん」とか「もはやどうでもいい、私一体誰と戦ってたんだろう」などなど、です。
その前段階として皆さんが先ずご自身で心底肯定されるのは、「私ったら、こんな重いものを何十年も日夜身に付けて、ホントよくよくここまで生きて来わ~」です。
素晴らしいですね。その通りです。よくここまで生きて来られました。
それに尽きます。
「一度話してみよう」と思われる方、私はそのあなたの勇気に敬意を払い、
心から歓迎し精一杯あなたに伴走させて頂きます。