毒親の因縁を断ち切って自由なあなたを生きる「オリジナルライフメソッド」香月映見です。
今日もブログを読んでくださり、大変ありがとうございます。
日本も暑そうですね~。
こちら香港も暑すぎて、私も溶けたり焦げたりしそうになりながら毎日を過ごしております😣
さて
前半では、怒りの下に実は本当の感情がある、つまり怒りって二次感情であり、一次感情である「痛み」を自分に感じさせないようにしながら、私たちはあの機能不全家庭を生き延びて来た、ということを書きました。
前半はこちらから
https://original-ownlife.com/blog-2025-08/
この後半では
「自分の一次感情」に自覚がないまま年齢を重ねると、一体どうなるのか?
そして本当の意味で「自分を大切にする」とは、どういうことなのか?
について、書いてみようと思います。
◆機能不全家庭育ちの心身疲労
機能不全家庭では幼少期から「自分が大切に扱われない」体験が日常的に繰り返されます。そのたびに怒りを噴出し、痛みを隠しながら自分を守ってきた結果、心身のエネルギー(活力、気力)は知らず知らずのうちに消耗していきます。
大人になっても同じパターンが続くと、40~50代で「もう無理」「限界だ」と感じるほどの心身疲労が表れやすくなります。
往々にして、職場での人間関係や友人関係、そして家庭内でのパートナーや子どもとの関係がもう何だかとっても大変になってしまうのです。
◆ 二次感情(怒り)だけで生きるリスク
一次感情(自分が傷ついた痛み)を麻痺させたまま、怒りを自己防衛として放出し続けると、以下のような弊害が生じることが多いです。
- 反応的な生き方に陥り、主体性を失う(被害者や犠牲者ポジション)
- 常に何かに怒りを感じ、自分の有限なエネルギーを削られまくる
- 自分より幸せな人を許せなくなる(本来自分の一番の味方であるパートナーや我が子、友人などに対しても)
- 心身の不調や病気のリスクが高まる
これらは、怒りという二次感情を「自分の本当の気持ち」と錯覚しているからこそ起こる現象です。
これを続けていくと
「私は一体何に対して怒りを感じているのか」
「私はなぜ常にイライラしているのか」
すら分からなくなり・・・分からないので、もう考えなくなります。
そして
「私ははどうしたいのか」「私は何をしたら嬉しいのか」も分からなくなってしまい、分からないからもう考えること自体を放棄してしまうようになります。
思考停止状態です。
自分の行き先を考えず、ハンドルも握らず、ただただ運転席に座っている。
そんな状態と言えます。
◆ 真の「自分を大切にする」とは
本当の意味での自分を大切にするとは、 「自分の感情に関心をし続けてあげること」です。
自分の一次感情(悲しみ・不安・寂しさなど)を知ってあげ、 どんな痛みであっても、「私はこう感じている」と その状態自体を、「そうなんだ」と認めてあげることです。
子どもの頃、親にしてほしかったのは話を聞いてもらい、共感してもらい、 頑張りを認めてもらう真っ当な「関心」だったのではありませんか?
それを大人になった自分が、自分にしてあげるのです。
◆カウンセリングでできること
カウンセリングを通じて段階を経て下記のような「練習」をしていくことで、自分の本当の感情である一次感情を見つけやすくなります。
もちろん、カウンセラーがあなたの最も重たい荷物を半分持たせて頂きたながら、誠心誠意伴走いたします。
- カチン!イライラ~~!が出たら、深呼吸して自分の内側に矢印を向け「私は今何を感じているんだろう」と自分に問いかける
- 「蔑ろにされたような気がして、私本当は悲しかったんだ」というような弱っちく、みみっちく、ウジウジ、イジイジした見たくない自分の感情が見えてくる。
- それがどんなにウザくしつこい自分でも「そっかそっか」と言ってあげる。
最初は、難しく感じるものです。
何てったって、それを親からしてもらったことが無いからです。
そういう意味で、機能不全家庭育ちの私たちは「自分の感情を感じる超初心者」と言えますね。
例えば水泳や鉄棒や跳び箱、自転車や車の運転、今の仕事だって最初はとっても難しく感じませんでしたか?
けれど時間をかけ一歩ずつ慣らし「練習」を積み重ねることで、 得意不得意はあるにせよある程度出来るようになりますよね。
これらは「身体」での修得です。
心もそれと同じなんです。
自分に時間をかけてあげることで、自分自身の内側の声が少しずつクリアに聞こえてきます。
このようなことをカウンセラーと一緒に「練習」していくことで、自分の内側の声を聞くことが「習慣化」してきます。
まずは
「辛かったね。大変だったね。私は全部知ってるよ。よくここまで頑張って生きて来たね」と、ご自身に対して声を掛けてあげましょう。
これ、正真正銘の事実ですから!
◆これからの一歩
あなたの人生時間は、親や他人のものではなく、紛れもなく「あなた自身」のものです。
時は金なり、命なり。
実際私たちは、有限な人生時間を今日も生きています。
85~100年間の命の時間をどう使ったとしても、私たちは必ず肉体最期の日を迎えます。
皆等しく、そうです。
不老不死は、現時点でこの地球で実現できておりません。
「自分を大切にする」=「自分の本当の感情に、関心し続けてあげる」と言うことです。
これが前述した「反応的な生き方に陥り、主体性を失う」の対極にある「自分として納得いく人生」に、深くそして強く繋がって参ります。
「一度話してみよう」と思われる方、私はそのあなたの勇気に敬意を払い、
心から歓迎し精一杯あなたに伴走させて頂きます。