人生は「事実」ではなく、「○○○○」で決まる!~前編~

毒親の因縁を断ち切って自由なあなたを生きる「オリジナルライフメソッド」香月映見です。

今日もブログを読んでくださり、大変ありがとうございます。

さて、タイトルの〇〇〇〇には、一体どんな言葉が当てはまると思われますか?

いきなり結論ですが「思い込み」という4文字です。

◆そもそも「思い込み」とは何なのか?

深く信じこむこと。また、固く心に決めること
(引用:Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%9D%E3%81%84%E8%BE%BC%E3%81%BF)

私たちの身近な例としては「あの人、思い込み激しいわぁ」みたいに使うことが多い言葉だと、思います。

いわゆる「その人にとっての当たり前」や「その人にとっての基準」や「その人にとっての常識」などなどを指していると、言えますね。

「その人にとっての基準」の中には、善悪や正誤も含まれております。

(その人だけの)マイルール、と言っても良いと思います。

正にこの図の通り、視覚が捉えたのは四角いもの→自分の「思い込み」を通じて認識すると、丸いものだ!となったりします。

一例としては、

好意から相手に何かを提案してみたのに、相手は「自分を貶めようとする悪意満ちたアドバイスだ」と捉えたりしてしまうことです。

(ああ、ややこしい😩😢機能不全家族にはこのケースがとっても多く、心身削り取られる疲弊感があります)

「思い込み」は「バイアス」と理解しても、良いですね。

バイアスとは主に先入観や偏見を意味し、感想や意見をあらかじめ特定の方向に偏らせてしまう要素を指します。

◆「思い込み激しいわぁ」と私たちが相手に感じるとき

大抵が、その「思い込み激しい人」に対して冷静に現状や事実を説明しても「聞く耳持たない」とか、え!そこ?!ってところで感情的になったりで、ああ、困った・・・話し合いにならないや、みたいなときに、げんなり な気持ちと共に感じるのではないでしょうか?

一例)会社などの組織で、何らかのミスが発覚した。
経緯を辿ると、幾つかの原因が明らかになった
→今後はどうやって防ごうか、と対策を相談し合う時などに、いませんか?「私は悪くない!だって〇〇さんが!!」云々と騒いだりする人。

う~ん、この話し合いの主旨はそこではないんだけどなぁ、と げんなり しながらも、ドンドン過ぎて行く時間にイライラ、みたいなシチュエーション。

◆「思い込み」が形成される経緯

その多くは幼少期に、親またはそれに代わる養育者から繰り返し学んだこと、です。

「幼少期」には諸説ありますが(大体2歳~6歳)、私は個人的には2歳~10歳くらいかな、と思っています。

◆「思い込み」って、自分のどこに在るのか

私たちの脳の中の、潜在意識と呼ばれる部分に深く強く刻まれております。

この「思い込み」の反応速度たるもの、反射神経並みなのです。

実際に、反射神経や本能と同じ脳の部位に私たちの潜在意識は在ります。(動物脳と呼ばれる部分)

理性を司る前頭葉などは人間脳と呼ばれる部位に在ります。

反射神経の反応って、理性や思考ではとてもじゃないけど止められませんよね

あ!目にゴミが・・・と思うより速く、私たちの瞼は閉じております。これ、反射神経です。

お鍋 熱っ!!! 手を放さねば・・・と思うよりずっと速く、私たちの手は電光石火の速さでお鍋から離れます。これも反射神経です。

なぜなら「目を閉じないと!」とか「手を放さねば!」なんていう前頭葉の思考→行動を待っていたら、反応速度が遅すぎて、結果私たちの身体が大変なことになるからです。

◆機能不全家庭で育つと

精神的に未熟で不安定な親から「繰り返し学んだ」痛みを、幼い私たちは「マイルール」として自分の潜在意識に強く、深く、書き込むことになります。

前述の「私は悪くない!」と主張し続ける方を例に取ってみましょう。

この方はきっとその生育歴に於いて、家の中で何か不具合が発生→全てを「お前が悪い」ということにされ、理由も何も話す機会を与えられずにいた、と想像できます。(何か説明しようとすると「言い訳するな!」で一喝、一蹴されたりね)

そして恐らく「お前が悪い」+何らかの罰があったと思われます。

罰とは、決して殴られることだけではありません。

家族から無視されたり、捨てるぞ、と脅されたり、いじり倒されたり、何度も蒸し返して晒し者にされたり、どこかに閉じ込められたり、ご飯を貰えなかったリ、家族の誰かが大袈裟に異常に悲しんだり、などなど 例を挙げるとキリがありません。

繰り返しそれを体験したこの方は、自分の潜在意識に強く、そして深く書き込むことになります。

「いつも私が悪い」

あ、余談ですが

この「家の中の不具合」=単に親自身の機嫌が悪い、というようなことも往々にしてあります。

「機嫌」を「虫の居所」という表現をすることがありますが、正にその人の「虫の居所」なんて分かるわけないやん、どっから湧いてきたんよ??どこがモゾモゾするん?自分で掻いてよね。

というのがカウンセラーとなった自分の見解です。

しかし、私も子供の頃はとてもそんな風には思えませんでした。

情緒不安定でいつも誰か(父・母、祖母)が 死にたいオーラ を出している家の中で、幼い私もマイルールとして「いつも私が悪い」としっかり潜在意識に刻んでおりました。

◆カウンセリングで出来ること

このような反射神経並みの反応速度を持つ「マイルール」を、私と一緒に自分の中で見つけてあげます。

本当は誰が泣いているのか、この怒り、苦しみ、痛みは一体誰のものなのか。

そしてその「誰か」は本当はどうしたかったのか。どうして欲しかったのか。

知ってあげれば知ってあげるほど、誰よりも自分の内側が喜びます。

そしてこの積み重ねが、機能不全家族運営の毒親が全く持っていなかった「健全な自己愛」へと繋がって行きます。

健全な自己愛を持つことが、俗に言う「自分を大切にすること」です。

自分を大切にするから、自分の大切な人をも大切に出来ます。

人は自分にしてあげられることしか、人にもしてあげられないのです。

さて次回以降では、このマイルールをもっと深く書いていくつもりです。

「一度話してみよう」と思われる方、私はそのあなたの勇気に敬意を払い、
心から歓迎し精一杯あなたに伴走させて頂きます。