どうしてあの人はいつも怒ってるの?【人間関係への依存】

毒親の因縁を断ち切って自由なあなたを生きる「オリジナルライフメソッド」香月映見です。

今日もブログを読んでくださり、大変ありがとうございます。

ここでは主に「人間関係への依存と怒り」の関係について、書いてみたいと思います。

◆依存は大きく2種類「モノへの依存」と「行為(プロセス)への依存」

人は自分の中にある何らかのストレスや胸にポッカリ空いた空虚感・虚無感を感じないよう、見ないようにするため、などなど様々なモノや行為に依存をします。

人は、それくらい弱い生き物なのです。←「自分も弱い」と認めてしまえば楽ちん。認めたもん勝ちです。ほんまに。

依存症と言えば「飲む・打つ・買う」(アルコール・ギャンブル・異性関係やセックス)が代表的ですね。あとクスリや摂食障害も身近なニュースとして目に留まるかも知れませんね。(まだ他にも沢山あります)

もっと詳細を知りたい方は、厚生労働省HPへ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000149274.html

これらを分類すると
「モノへの依存(物質系)」:アルコール、クスリ
「行為(プロセス)への依存(非物質系)」:ギャンブルや恋愛・セックス、摂食障害

冒頭に書いた「人間関係への依存」は、「行為(プロセス)への依存(非物質系)」に該当しますね。

◆「怒り」という感情を伴う人間関係

この「人間関係への依存」には「怒り」が漏れなくついています。

もっとはっきり言うと「人へ依存している人は、いつも怒っています」!!

例えば、あなたがこんな日常を過ごしていたとします。

  • パートナーからいつも嫌なことをされているのに「嫌だ、やめて」を表現できず「仕方ない」と自分を誤魔化しながら、相手から離れられない
  • 自分に全く金銭的余裕が無いのに、親きょうだいの借金を肩代わりしている
  • 嫌な上司や先輩からエンドレスな愚痴を聞かされるが、飲み会や休日出勤などを断れない
  • 引きこもりの子供に対して、焦りとイラ立ちを覚える
  • 常に具合が悪いと訴えてくる親にうんざり、イライラしながらも気になり、頻繁な電話や通院の手伝いがやめられない

わぁ~~ どれもかなり苦しそうだ。あなたは長年に渡り、すご~く我慢してるはず。

上記①~⑤、まとめると
【相手が私の思い通りに動いてくれない!相手が私のことを分かってくれない!】と、あなたは怒っている状態です。

本当はあなたも、平穏な気持ちでいたい。安心が欲しい。なのに相手がそれをくれない、からです。

これをシビアに言い換えますと
【相手が私の思う通りにしてくれたら】OKで~す! それなら私はいつもご機嫌よ!と言うことです。つまりあなた的には【相手が、私を安心させなければならない】わけです。

【あなたの気分や機嫌や安心感は、全て別の人の言動如何に懸かっている】。相手の一挙手一投足にあなたは一喜一憂、振り回されまくり、浮き沈みを繰り返す状態なのです。

上述①~⑤の例でいくと、相手はあなたを困らせる悪い人 かもしれません。ただ、どんなに言動や素行が良くない人であったとしても、誰しもあなたを安心させるために生きているのではない、ということです。

◆「人への依存」の常套手段は苦しい支配とコントロール

あれ?気づきました?

<関係A> 
あなたを慮らないヒドイ相手 vs 我慢を習慣化して生きる私 (支配する人 vs される人)
報われないことばかりです。あなたはこの関係に安心を見いだせません。

<関係B>
あなたの思う通りに行動する相手 vs そこから安心感を貰える私 (支配される人vs する人)
これは逆に相手が我慢を重ねますから、遠からず関係は破綻するでしょう。なので、ここにもあなたの安心は有りません。

上述の2つの関係、あなたの気分や機嫌は真逆です。しかしいずれにせよ支配・コントロールに満ちた主従関係なのです。しかも「私」両刀だったりします。実は支配者と非支配者は入れ替わり可能、どちらも両役ともにこなせるんです。

そしてこの二つの関係に共通することは「あなたの心の中に安心感が無いがゆえに、別の人に外から埋めてもらう必要がある、あなたはいつもそれを欲し、期待している」と言う点です。

相手への期待値が大きければ多いほど、思う通りに動いてくれない場合は大きな怒りが出ますあなたが「裏切られた!」と感じるからです。(それがいけない!間違ってる!というのがこのブログの主旨ではないこと、ご理解くださいね)

この前提となっているのが、超ピンポイントな自己目線オンリーの「相手は私の気持ちを解って当然」という思いです。

これが人への依存であり、自分と相手との間に境界線の無い状態です。あなたの心の状態と相手の言動が連動しまくっています。大げさですが、あなたが生きるも死ぬも相手次第。全て相手に丸投げお任せです。自分の人生なのに、です。

ではどうすれば良いのでしょうか?

まず、自分の心の中に「安心」が無い事実を単に「そうなんだ」と自ら受け入れること、です(良いとか悪いとか正誤でもなく、自分責めをするのでもなく)

その事実には、必ず理由と背景があります。恐らくあなたが過去に非常に非常に何度も繰り返し傷ついた、という体験があるはずです。

この解決には、カウンセリングというツールが非常に有効です。(私もカウンセリングに救われた一人です)

◆初期設定は、あなたの人生時間に合わせてアップデートできます

人間関係の初期設定は、自分⇔親との関係です。幼い頃、自分の世界の全てだった大好きな親とのその関係は、私たちが大人になった時に大切な人との間にまた同じパターンを創り出します。

大人になった私たちが大切なもの・・・それは、パートナーや我が子です。そうでなければ、まだそのポジションに親がいるかも知れませんね。

結局今も昔も、自分が一番大切にしたい(大切にされたい)、愛したい(愛されたい)人と一番苦しく辛い関係で繋がっているのです。

もうそろそろ我慢・支配・コントロールがはびこる世界から、抜け出してみませんか?

そして
大切な人との繋がりを、お互い心地よいものに変えていきませんか?その心地よい繋がりの成分は、大きく言うと「愛」、そしてそれを構成するのは「自由」と「信頼」です。

「一度話してみよう」と思われる方、私はそのあなたの勇気に敬意を払い、
心から歓迎し精一杯あなたに伴走させて頂きます。