毒親の因縁を断ち切って自由なあなたを生きる「オリジナルライフメソッド」香月映見です。
今日もブログを読んでくださり、大変ありがとうございます。
◆お知らせ
今年2024年4月から書き始めた母の介護手配に関するこのブログも、今回を以て一旦最終回といたしますね。
8月は一度地元へ戻り、母に入ってもらう施設を見学する予定です。
理由は、母の認知症がこれ以上進むと今の介護体制では持たないからです。
また、自分の強い見捨てられ不安から自己犠牲激しく散々父や妹のためにお金を差し出して来た母が、最期は自分のために自分のお金を使い、福祉の方々から自分が大切に扱われることを自分に許可する、そういう結末にしていくつもりです。
進捗がありましたら、また最新の介護手配・サポート法として書かせて頂きますね。
皆様の日常や近未来に役立てて頂ければ、幸いです。
親との連絡断絶から4年を経て、今年1月下旬からまた接触再開した私と母の関係 + 現在進行形で手配中の高齢者介護の最新公的サポート体制なども本編に織り交ぜながら、書いていこうと思います。
心理的な解説も交え、介護に関係ない方にもお楽しみいただける内容となっております。
介護色々にご興味ない方は、「ポイント⑱」からお読みくださいね。
◆このブログのポイント
⑰ 母の介護プラン計4つ
⑱ 母「我関せず」これ、断じて認知症のせいではない!
⑲ 母の近況「易怒性」
⑳ 毒親運営の機能不全家庭で最も欠落している要素とは
では 1つづつ、説明してきますね
どうか必要な方に、届きますように。
ざっとこんな感じです。↓
・2019年3月~12月 親への怒りから私がカウンセリングに臨む
・2020年2月4日 コロナ直前、実家へ帰省
・2020年7月20日~8月頭 母との連絡を断絶開始
~序曲~①https://original-ownlife.com/blog-2024-05/
~序曲~②https://original-ownlife.com/blog-2024-06/
・2022年10月22日 ギャンブラーな父、逝去(私、コロナ禍にて日本へ帰国せず)
・2024年1月20日 ←③連絡断絶後の母との再会(認知症と歩行困難)
https://original-ownlife.com/blog-2024-07/
・2024年1月24日~ 母の介護手配開始 ←④相談員との出逢い~〇〇したもん勝ち!
https://original-ownlife.com/blog-2024-08/
・2024年3月21日~ 母、介護保険取得 ←⑤自分の命を人質にする、という脅し
https://original-ownlife.com/blog-2024-09/
・2024年4月9日 母にケアマネジャーが付き、介護プランが決まる←⑥だからね、人が離れていくんだよ、お母さん
https://original-ownlife.com/blog-2024-10/
・2024年4月11日 介護プランを担う様々な事業所と母が契約開始←このブログ、ここ
◆ポイント⑰ 母の介護プラン計4つ
3月下旬「要介護1」に認定された母に対して、ケアマネさんから提案頂いた介護プランは下記の通り計4つでした。
勿論、希望も提出できます。というか、ドンドン出しましょう!
・下記の2「医師往診」や下記4の「毎日母宅へ見回り」は、私の希望が通った形となり、本当に有難いです。
・下記2の「薬局」と4「見回り」方々とは、LINEも繋がり連絡がスムーズです。(下記1と3は個別メールまたは、ケアマネさん経由でメール連絡)
1. デイサービス(場所は、介護対象者の自宅付近となる場合が多い)
車の送迎付きで、朝から夕方までリハビリ施設のようなところで過ごす。(施設側が行う送迎の便宜上や安全性確保から、自宅付近の場合が多いです)
主にリハビリをしたり、他者と交流したり、マッサージをしてもらったり、お風呂で背中を流して貰ったりしているそうです。あと、昼食やおやつの時間もあります。
母の場合は、4月から始まり最初は週一だったのですが「慣れてきている、良い刺激になっている」とのことで、ケアマネさんから勧められ、6月からは週二に増やしました。(毎週水曜日と金曜日)
2. 医師の往診(馴染のお医者さんを、ケアマネさんへリクエストも可)
母の場合は私が希望を出し、母宅の近所で開業されているT医師に月一で来てもらうことになりました。T医師は私と同年代の50代で、うちの家は既に亡くなった父方祖母や父も含め、ずっとこの医師のお父さんの代からお世話になっていました。
勿論、私自身も子供の頃から「風邪だ~」「盲腸だ~」と、先代のお世話になっておりました。
ケアマネさんからT医師に連絡していただき、快く往診頂くことになりました。感謝😊
実は母の介護手配が始まった時、私は香港からT医師に電話をして母の認知症簡易検査も依頼しています。
3. 薬局(定期的な通院が無い場合は、恐らく医師の往診とセットです)
認知症進行を遅延させる薬を、月一で配達下さる薬局。往診との便宜上で、上述2のT医師が病院の横に出している薬局さんに決まりました。
4. 見回りサービス(このサービスが、本当に助かっております)
これは完全に私の希望でした。
現在はデイサービスの日以外、毎週5日間 午前11時~約30分、ヘルパーさんが母宅に来てくださいます。
私がお願いしているのは
・認知症の薬を飲ませる(誰かが見ていないと、母本人は忘れるため)
・居宅の掃除(部屋、水回り)
・週一で食料や日用品の在庫確認、不足している場合は近くのスーパーへい買い物代行
・冷蔵庫を整理して、賞味期限切れや腐っているものを処分する作業
背景として
家がとにかく汚いので。また買い物代行を頼まないと、冷蔵庫が賞味期限切れ品で溢れるため。
あと母が突発的に「食べるものが無い。死ぬ」と私の妹に買い物を頼むと、また妹が感情的になり幼い私の甥に被害が及ぶため。
(ただ水回りの汚さや、冷蔵庫が溢れかえり正体不明の野菜が長期間入れっぱなし などなど、認知症以前からずっとそうでしたが・・・)
ケアマネさんからは当初「残念ながら、(母宅は)現在の見回りルートから外れている」とのことだったのですが、数日後に再度連絡があり「見回りルートに入れてもらえることになりました!」。感謝😊
見回りの事業所とは「ターミナルケア」の内容も別途オンラインの対面で、内容確認しました。
ターミナルケアとは、母が倒れたりした場合どのような措置を取るか、というような内容です。相談する人もいないので、私の一存で内容を決めました(妹には、内容を回覧しました)。
◆親族として、対応を迫られること及び対応していること
・上記1~4の介護サービス所と介護対象者の年金口座を以て契約
まず、ケアマネさん、デイサービス、医師、薬局、見回り、全てその介護サービスを担う事業所が異なるため、親族としては1箇所ずつ母の年金口座を以て契約が必要となります。
ケアマネさんとの契約は3月下旬、母の介護度が認定された際に完了。
上述1~4の介護サービス各事業所との契約は、ケアマネさんの手配でケアマネさんと一緒に各事業所の代表者が’母宅を訪れて契約となります。
私の場合は直接参加せず、ケアマネさんから事前に「いついつzoomで立ち合い願います」と依頼が入り、それに合わせてzoomを通じオンライン立ち合いしておりました。この対応は、非常に非常に助かりました。
・zoom立ち合いで、私がすること
母の年金口座の銀行印は、私の妹に預けてあります。よってzoomで私がすることは、1~4のサービス内容の説明を理解→何か用紙に記載必要な場合は「代筆OKです」「契約いたします」と画面越しに意思表示することでした。
・オンライン立ち合い時間約30分/事業所
このようなオンライン立ち合いは、毎回約30分です。私は計3回に分けて、オンライン立ち合いいたしました。(近所のT医師とその隣にある薬局さんは、一緒に母宅に来てくれたため)
・年金口座の印鑑は、現地に居る人が捺印する、がベター
私がzoomで「代筆OK」と了解→ケアマネさんから妹に事業所ごとの契約用紙を郵送いただき、妹は母の銀行印を捺印し、ケアマネさんへ返送→これにて、介護サービス費用は年金口座から引き落としとなります。
・母の金銭管理(キャッシュカードを10数回失くす、お金を下ろしてもどこかに隠す)
毎週日曜日に妹から母へ「純生活費」として、食料や日用品を買えるよう1万円を渡すようにしています。(そしてこの件は1~4の各事業所にも伝え、「それ以外のお金の話は、私にしてください」とお願いしています)
これにて母が残金をどこかに隠して紛失しても、最低限で済むようにしています。
◆介護サービスにかかる費用
概要としては、介護度により母本人に「持ち点」みたいな介護保険ポイントが付与されており、そこからはみ出した分は現金払いとなります。(各事業所が母の年金口座から引き落とすか、私が別途各事業所に送金)
因みに下記のような金額を、毎月別途支払いしています。
1. デイサービス 月4回で約6,500円、現在月8回なので約13,000円
2. 医師往診 月1回で約900円
3. 薬局の薬配達 月1回で約900円
4. 見回りサービス 毎週5日間x4週で約13,000円(掃除、買い物代行はオプションとして私が選択済み)
合計約28,000円です。
母の年金口座から、支払っています。
◆ポイント⑱ 母「我関せず」これ、断じて認知症のせいではない!
上記の1~4の各事業所方々との顔合わせと契約は、全て母宅で行っています。当然母も同席しておりますが、ウロウロウロウロと席を立ち、全くの人ごとのようです。
福祉の方々は「認知症のせい」と認識されているようです。
ただこれは、断じて認知症のせいではありません。
いつも誰かが来て母に関係する何かを話す時、この人はそこにいようとしません。
必ずくだらない用事を口にして、席を立ちます。何十年も前からそうです。私はそれを何度も、体験しました。
子供の時から、そういう記憶があります。
以前はこういうことも本当にイライラしていたのですが、現在は「あ、まただ」とだけ思います。
自分に関する大切な事柄に対峙できないなら、この先も私が思うベストプランで進めて行こう、と思います。
◆ポイント⑲ 母の近況「易怒性」
認知症の進行か薬(アリセプト)の副作用かで、すぐに怒鳴り怒るようになったとのことを見回りの方からのLINE報告で知りました。こういう報告は、本当に有難いです。
易怒性、というらしいです。
(というか、この母は若い時から家の中ではしょっちゅうヒステリックに人を怒鳴っておりました。遂に人前でも制御できない、という点が認知症の進行や薬の副作用と言えるようにも思います)
易怒性、この説明が分かりやすいです。
https://renee-clinic.jp/report/514/
このことに際して薬を変える提案も医師と相談しましたが、他剤に変更する場合は+漢方薬を1日3回服用せねばならないらしく、見回りが一日一回の現在、服用管理ができません。
一緒に暮らし母の介護をするというのは、私からすると一番非現実的なことに思えます。
出来ない事は仕方ないですので、現行のまま薬を服用してもらうことにしました。
↑
ここ、皆さま、決して無理をなさらぬように。
私たちも人間であり、自分の暮らしがあります。物理的に出来る事、出来ない事があるのは当たり前なのです。
いくら愛している人から懇願されても、今すぐ一瞬で日本の裏側にあるブラジルへは行けませんよね。
それと同じです。
◆母の認知症に際して、思うこと
ここからは、私自身の個人的意見であり医学とは全く関係がありません。
・父は明確に認知症と診断される前に逝きましたが、最期の1年は非常に乱暴で怒りっぽかったとのことを、現在母を往診して下さるT医師から聞きました(私はコロナ禍で、その数年は帰省していない)
・母も同じです。
認知症、認知症と言いますが、要は前頭葉という理性を司る部分が機能しなくなってくると言うところから考えると、「人生で我慢をしてきた」→今更ですがそれを人前で制御できなくなる、と言うことだと思います。
父母は何を我慢してきたのか。
それは「自分を大切にすること」を、です。
そして個人的意見ですが「寿命の長い者、優先」です。
私の場合、自分の娘と甥はこの介護に絶対に巻き込みたくありません。
母が認知症という病気であっても無くても、人から怒鳴られるのは子どもとして、孫として、恐ろしくないはずが無いからです。避けれるリスクは、避けるべきだと思います。
親の介護が十分でない気がして、罪悪感に苛まれる方がいらっしゃれば是非お試しカウンセリングをご利用ください。
◆ポイント⑳ 毒親運営の機能不全家庭で最も欠落している要素とは
私たちが「かつて親からされてきた事への復讐」ではない線引きの仕方が、あります。←真正面から「復讐」したら、あの親と同じ穴のムジナです。
恨み、憎しみ、怒り で自分の人生が、蝕まれます。
自分も不幸、自分に連なる大切な人も不幸に巻き込むことは、本当に避けるべきことだと私は思いますし、
何より、私たちは「どうするか」選べるのです。
カウンセラーは「正誤」や「善悪」ジャッジを、いたしません。
が、ここは一人の人間として声を大にしてお伝えしたい部分です。
そうなっては、いけません。ご自身とご自身の大切な人生が勿体無いからです。
「自分を大切にすること」これこそが、毒親運営の機能不全家庭の中で最も養育要素として欠落していたことだと、私は思います。
「一度話してみよう」と思われる方、私はそのあなたの勇気に敬意を払い、
心から歓迎し精一杯あなたに伴走させて頂きます。