人生でケチってはいけないこと、3選!~親を理由に自分の人生を止めないで~前編

毒親の因縁を断ち切って自由なあなたを生きる「オリジナルライフメソッド」香月映見です。

今日もブログを読んでくださり、大変ありがとうございます。

8月17日~22日まで、関西の地元に帰っておりました。

後編はこちらから
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https://original-ownlife.com/blog-2024-13/

平日3日間は、免許の更新を除いて母の施設見学やzoomでしかお会いできていない福祉サービス事業所方々に会いに行ったり、高齢となった叔父・叔母を訪ねたりして、結構な忙しさでした。

そんな中でも、18日(日)は友人らと名古屋熱田神宮へ行ったり、20日(火)夜は地元に残る幼馴染ら(男子ばかり!)と大変貴重で楽しい時間を過ごせました。

私の原家族は生き方困難な難しい人ばかりなのですが、血縁以外の繋がり・ご縁には大変恵まれており、感謝しかありません。

機能不全家庭育ちは、このパターンの方々が結構いらっしゃるように感じます。

皆さまは如何ですか?

親きょうだいとの関係性はとても辛いけど、友人や伴侶、会社の同僚や上司、師匠や仲間達、そんな方々のご縁と繋がりに恵まれている方は、是非全身全霊で受け取ってください。
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「自分はとても愛され、大切にされている」という事実を、です😊

◆実家に帰っても、親と距離を取るススメ

重く粗い波動の母と長時間過ごすと、本当に蟻地獄・底なし沼に引っ張られてしまいそうになります。

なので毎日限られた時間に計画していたことをこなすためもあり、実家には泊まらず行き来に便利な場所にあるホテルに5泊しておりました。(大浴場付きのちょっとレベル高いホテルにしました~~😃)

皆さまも是非、このようにしてみてください。

自分の自由時間が確保できると、またその日のうちに自分を整えることができますから。

◆母を見て思うこと その①「現状を受け止められない」

依存・執着・犠牲、そして絶望。

自分を大切にすることを自分に許せなかった人は、内側に大きく重い怒りを溜め込んでいます。

何も捉えていない空洞のような目をしている母は、ゾンビ度アップしておりました。

そもそもなぜ今、自分はその状態になっているのか?

この問題認識自体が合っていないと、何をやっても空回りします。

◆ゾンビにならないために、私たちができること

まずは現状を正しく認識(感情に振り回されず呑まれずに。正誤のジャッジや自分責め無しに)

→そして、「自分はどうしたいのか」です。

その後はその自分の「どうしたい」の方向に沿う方法を考え、選択・決断

→そうなるような行動を積み上げて行く。

これ以外に無いと私は思いますし、人生はいつだってこの繰り返しだと思う次第です。

いま出来ることから、していく。←ここ、ポイントです。

ここがポイントなのは、実に様々なことわざがこれを表していることからも分かります。

「千里の道も一歩より」
「ローマは一日にして成らず」
「塵も積もれば山となる」
「雨垂れ石を穿つ」

そして何事に於いても「完璧」は、ありません。完璧って、全知全能の神 くらいではありませんか?

私たちは肉体を持つ、正真正銘のニンゲンなのです。

なので、完璧に近づく努力を積み上げて行く。←これは「自分との約束を守っている!」と潜在意識が認識するため、その物事の大きさに関わらず、確固たる自己信頼に繋がってきます。

母に話を戻しますね。

娘(私や私の妹)を含む様々な人が、自分から離れていく。

もう50年近く「いつも」「ずっと」お金が無い。

もう50年近く「いつも」「ずっと」嘆いている。

っていうか、半世紀(50年)も費やして解決せぬ問題や課題なんてあります?どうでしょう?

そんなんしてたら、ほんまに人生終わってしまいますやん。

私は一つだけあります。それは身長が150センチに届かない、という様々な日常の不便に通ずる問題です・・・

というのはさておき、

50年掛けても問題や課題が解決しないのは、明らかに解決の方向か方法が間違っているからです。

逆に言うと、方向と方法が間違っていなければ物事は必ず机上計算通りに進み、そして改善から解決に向かっていきます。

ただその過程で想定外の出来事も勿論起こり得るのが人生なので、「森を見る」という俯瞰的視野で自分の大局を確認しながら(目的や目標地点)、「木を見る」(方法・手段)を繰り返す必要がありますね。

◆母を見て思うこと その②「ずっと同じ問題で悩む理由(わけ)」

いつまでも問題解決しない人にありがちな原因は、2つあります。

1)目的(方向や目標地点)と手段(方法)の逆転

例)出来事:父がギャンブルして、借金が膨れ上がっている

解決方法(手段):借金返済を母が用立てる←森の木

解決方向(目的):家族が平和に暮らしていけるように←森全体

母の場合は、「父の借金返済」が50年の全てとなっており、その途中で完全に「家族が平和に」が抜け落ちております。

ここを見失っているために、過度な自己犠牲を何十年も続け→自分が抱えきれなくなった「怖れ」を子ども(私や妹)に垂れ流し続けた結果、機能不全家庭になったわけです。(人は弱い生き物で、誰でも味方が欲しいですからね)

つまりは上述した方法・手段という木ばかりを見ているうちに森の中で彷徨い、方向を見失ったためゴールが全く違うものになってしまっているのです(本人は気づかない)
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解決方向(目的):家族が平和に暮らしていけるように 
「父に痛めつけられる可哀想な母になる」
「報われない可哀想な妻になる」
「ますます伴侶と共依存になる」

そしてもう一つ!

2)解決しないことで、自分にとって何らかの利得がある

私たち大人は子どもとは違い、損得勘定が働きます。

大人は自分が損ばかりしていることが分かれば、もうそれをやめるのです。

例えば私たちが何かを買いに行き、いつも値段を吹っ掛けられて毎回自分が損をする場合、それが分かった時点でもうその店には行かなくなりますよね。

それでも尚その店に通い続ける場合、その損失を上回る何かがそこにはあるわけです。

母の場合、自己犠牲を延々と継続するその「利得」とは【被害者ポジション】で家族と繋がっていられる、です。

・自分が見捨てられないで済む
「可哀想な母」でいると、娘たちが離れて行かない(正確には、離れて行かなかった)

・伴侶に復讐できる
「可哀想な妻」でいると、父に「ほら見ろ!お前のせいで、ワタシの人生ズタボロだ~」と見せつけることが出来る(母は力の限り見せつけ続けたけれど、父は何ら変わらず、何の感謝もなく既に3年前に逝去)

そして何よりこの裏にある母の本当の「利得」は「自分で考えて、決断、行動しなくていい!」(だって・・・伴侶が悪いんだもん、こうなったのは全て、伴侶のせいだもん。あたしはバカだから、何も出来ないんだもん)

では・・・その伴侶を選び、その伴侶と一緒にいることを選び続けていたのは、一体誰でしょう。

そしてその結果 母自身や娘たちが於かれる環境は一体どうなっていったか、です(現状を正しく認識しよう!)

つまりは、いつもカウンセリングでクライアントさん方々にお話ししている「真の大人とは?」の2点

1.自分の機嫌を自分で取れること
2.自分の言動に責任を持つこと

母の自己犠牲人生に於ける利得の真骨頂とは、正にこの1と2をしなくても良いわけです。

つまり、自分の人生の幸せに自分が責任を持たなくていい、ということです。

下記もご参考ください。

【ギバーとテイカー】~中編~ 与える人「ギバー」が、決して相手に与えないものとは?
https://original-ownlife.com/blog-2023-12/

【復讐】という生き方 「助かりたい!」けど「助かりたくない!」って、一体どういうこと?!https://original-ownlife.com/blog-2022-4/

◆母を見て思うこと その③「出来事から何も学ばない」

出来事から何も学ばず成長を諦めた人間は、現状維持とはならず、退化の一途を辿ると言うことです。

そして無いものばかりを探し、全てを誰かや何かのせいにし、まず「今日も己の命が在る」「今日も美味しご飯が食べられる」という超基本的なことに感謝がありません。

これら、決して当たり前ではありませんよね。

事実、現在も世界のあちこちで戦争、紛争、災害が起きております。

そして私たち個々の寿命は、本当に天のみぞ知る、です。ニンゲン人生の時間は、有限なのです。

そして自分が様々により無事生かされていることに対しての感謝=人生の幸福度、です。

いやはや、我が母ながら学ぶことが多いです。

書くことが多すぎて、なかなかタイトルにしている【人生でケチってはいけないこと、3選!】に入れず・・・これにて前編を終わることにいたします。

「一度話してみよう」と思われる方、私はそのあなたの勇気に敬意を払い、
心から歓迎し精一杯あなたに伴走させて頂きます。