【復讐】という生き方 「助かりたい!」けど「助かりたくない!」って、一体どういうこと?!

毒親の因縁を断ち切って自由なあなたを生きる「オリジナルライフメソッド」香月映見です。

今日もブログを読んでくださり、大変ありがとうございます。

【復讐】←また怖い文字が、タイトルにありますね。

幸福の基準は人それぞれ。
それよりも人が本当に願う幸せとは「したいようにすること。生きたいように生きること」だと言われています。

なので、基本その人が良ければどんな生き方もオールOKなのです。私たちは、何を選択してもいいし、どんな風に生きてもよいのです。

◆どんな選択もOK, 今の自分はどんな状態でしょう

ただそれが身も心も削がれるような日々で、辛くて痛くて悲しいのに、なぜかそこから抜け出せる気がしない。
私の人生こんなもの、仕方ない。こういう運命なんだ。

そんな風に思ってしまわれる方がいらっしゃったら・・・
もうダメ元でいいですから、是非是非もう一度だけ、その報われない想いを私にお話下さいませんか。

なぜそうお勧めするかと言うと、
その生き方は、ご自身の限りある人生の時間を大きく損なうからです。

それだけではなく、お子様やパートナーというご自身の大切な人をも知らず知らずのうちに巻き込み、道連れにします。自分より幸せな人間は、決して許さない。それが「復讐」という生き方です。(←無意識です)

それはあなたの本心からの選択ですか?。

もう充分すぎるほど無我夢中で頑張ってらっしゃるうちに、そうなっていた、そして抜け出せる気がしない、というのが現状ではないでしょうか。

そのあなたの胸中を占めているその大きな報われない深い悲しみや強く激しい怒りを想像すると、私は父母の生き方を思い出します。

◆実は私自身も持ったことがある「相手を決して許さない!」の想い

私はかつて親(特に母)へ尋常ではない質量の怒りを感じ、立っていられなくなり、命からがらカウンセリングに駆け込んだ過去があります。

その原因は、一言で言うと「親との感情軋轢」です。

もう少し述べるなら、母から「助けて!」と泣きつかれたから全身全霊で助けたのに、途中から悪者扱いされ、あらぬ疑いを掛けられ、ヒステリックな暴言で脅され、息を吐くように嘘をつかれ・・・

全く以て一切何も報われなかった、という経緯です。

カウンセリングに臨み数か月が過ぎたころ、徐々に冷静になった私が気づいたこと。

それは・・・
実はもう何十年も「いつもこのパターンだった」ことです。

助かりたいから「助けて!」と叫ぶ。←これを前提にすると、いつも「父母が助からないのは『私の助け方が悪いから』」という結論しか見いだせず、私は毎度毎度ありとあらゆることを試してみるのです。そして撃沈する、を繰り返していました。

◆なぜ助けても助けても、助からないのか? それは「助からないこと」に利得があるから

ある日、カウンセラーに聞いてみました。
「助けてって言うから必死に助けたのに、なんでいつも助けられへんのかな」

カウンセラーは、実にサラッとこう言いました。
「実はね、助かりたくない人って、いるんだよ」

時が止まりました。瞬きも忘れました。完全に固まりました。

えええええ え~~~~~~~っ!!! 
ななな 何やてぇ~~~???

ワタシ齢40半ばにして、メガトン級の衝撃でした。椅子から落ちそうになりました。

タスカリタクナイ ヒト・・・ 私、ずーっと タスカリタクナイ ヒトを助けてたのか?

「助けて!」と叫ぶけど、実は助かりたくない??? ってどっちやねん?! 
なら何でそもそも「助けて!」と言うの???

「私の助け方が悪いんじゃなくて、母は助かりたくないからずっと助からなかったの??」っていうか、それ一体どーいうこと?!

 その時、カウンセラーが見せてくれたのがこの「復讐」カードです。(*最下段に注釈有り)

カウンセラーの言葉がカード付随の説明より逸品だったので、拝借させて頂きます。
【自分を大切にすることを許されなかった人は、内側に怒りをため込んでいる】←私の父母がこれに当たります。際限のない我慢と抑圧、その鬱積でもう心も身体も一杯です。

父は継父から虐待され、母は兄弟姉妹とひどく比べられ待遇に差をつけられて育ったとのこと。
父は自分の何かを埋めるためにひたすらギャンブル。母は自分が父に見捨てられないよう、ひたすら借金を返す(ギャンブルを助長)。二人はガッツリ共依存です。

【自分を痛めつけることで、相手に復讐する生き方ってあるんだよ】
(ずっと娘(私)から見捨てられない +「お前のせいだ!」という辛い姿を延々と父に見せつけることができる。母には【助からない利得】があるのです)

この事実を知り、私は母から完全に距離を置きました。お互いが自分の人生を生きられるように。

【例えばこのカード、青い服のがお母さん、薄氷の上を歩いていく。岸辺にいるのはあなたね】

【どうしてもお母さんを助けたいあなたは、何とかして自分も薄氷の上を追いかけます。でももう何度もこんなことをしてきて既にヘトヘトです。疲れ果て、ぼっちゃ~ん!あなた池に落っこちちゃった!】 
はい!お母さんの復讐完了~~!!

もちろん母本人は、自分の生き方に相手を池に落とすような意図があることを自覚していません。無意識です。だからこそ、子供を巻き込んでも際限なく止まらないのです。

私のきょうだいは、実際に巻き込まれて精神疾患で10年苦しみました。今も巻き込まれています。

◆「復讐」を止めるには、自分の傷つきを癒すことが先決です

ただ
どんな説明をしても、母には全く通じません。途中でヒステリックに激昂します。なぜなら母の中には、自分の人生をこんなに台無しにした全てのものに対する怒りが満ち満ちているからです。

そもそもその傷を癒し怒りを鎮めない限り、誰のどんな言葉も母には届かないのです。

軽くそして自由に笑いながら楽しく生きていきたい誰しもがそう願っているいるはずです。

真実は二つのみです。今がどうであれ、

私たちは自分がどう生きるかを選べる
そして
私たちはどう生きても必ず寿命に至

もし「一度話してみよう」と思われる方、私はそのあなたの勇気に敬意を払い、心から歓迎し
精一杯あなたに伴走させて頂きます。

*『セルフセラピーカード』心理学者でセラピストのチャック・スペザーノ博士(Dr. Chuck Spezzano)が確立した治療学的にも癒しの効果が高いと評価されている「ヴィジョン心理学」を、博士自身が48枚のカードにまとめたセラピー・カード。日本語解説本付き(出版社:VOICE)