【クライアント様との対面】お化け屋敷にはもう行かない!コンフォートゾーンからの勇気ある一歩。

毒親の因縁を断ち切って自由なあなたを生きる「オリジナルライフメソッド」香月映見です。

今日もブログを読んでくださり、大変ありがとうございます。

今回も前回に引き続き、8月31日に日本でお会いできたクライアント様 R子さんとの至福時間を心理学的な観点も交えて、書かせていただきます。(ご本人には掲載許可を頂いています)

正に今 自分を取り戻そうとされている方々の現在進行形ストーリーは、私のプロフィールなどより余程このブログを読んでくださる方々の励みや希望の光となると思います。

どうぞ最後まで、お楽しみくださいね。

R子さんのカウンセリングご感想は、こちらから
https://original-ownlife.com/voice/#R-san

もうお一方との対面は、こちらから
https://original-ownlife.com/blog-2023-22/

R子さん、創作関係のお仕事で起業されているオシャレで素敵な50代女性です。彼女のアトリエ教室には老若男女、様々な世代の方々が集います。

その門扉の広さはつまり、彼女の経営手腕と扱う芸術分野の広さやスキルの高さを物語っています。

そして職場では、良きお仲間たちと協働されているとのこと。

お会いできたその日は午後からお仕事があるにも関わらず、わざわざ午前~ランチまでのお時間を捻出してくださいました。感謝 
( ᴗ̤ .̮ ᴗ̤人) ありがとう*•.❥

会えて誰が一番喜んでるって、それはやはり私ですヾ(*´∀`*)ノキャッキャ 

予約下さった素敵なレストランでのランチ。ご飯もお汁も、お代わりしましたよ~!(食べすぎです。はい)

◆そんなR子さんのお悩みとは

「実母・実兄との感情軋轢」です。

この夏、R子さんは最愛のお父さんを看取られました。49日までお父さんの魂と過ごされ、お盆には蕁麻疹が出て寝込まれたとのことですが、ご自身としてそれをデトックスと捉えてらっしゃいました。

そして現在は法の力を借り、実母・実兄と一線を引きながら遺産問題解決に臨んでらっしゃいます。弁護士探しも、驚く行動力で自ら最良のご縁を手繰り寄せられました。

◆コンフォートゾーンとは

いわゆる自分が慣れ親しんだ活動エリア、日常空間を指します。日頃の衣食住や通い慣れた場所(職場や学校など)+付き合い慣れた友人達などが、そこには在りますね。

全ての勝手を知っているが故の、安心感あるエリア、私の庭、それがコンフォートゾーンと呼ばれるものです。

ここから出るのは、誰でも勇気が要るし実に怖い。

なぜならその外には未知なることへ挑戦&見知らぬ方々とのご縁が控えているからです。これが「ラーニングゾーン」(Lurning zone 学びの空間)。

そして人はコンフォートゾーンから一歩外に踏み出した時、いや 踏み出そうと覚悟を決めた時から大きく成長し始めます。潜在能力の顕在化も、ここから始まります。

なぜかって?

それは「才能は必要な時に開く!」です。

あ、機能不全家庭で育った私たちは自分を痛めつけることに慣れているのでこれを「修行」と捉えがちですが・・・

カウンセリング過程で自分の中に安心安定が増えてくると「学び」だと思えるようになってきます。

「学び」がいいよね!「修行」は辛そうだしね!

実はこの勇気ある一歩、引き寄せの法則とも大いに関係してくるのですが、これはまた別の機会に。

◆R子さん攻撃隊メンバー

超独善的・抑圧的・排他的で、R子さんの一挙手一投足を感情的に非難するR子さんのお母さん。この方は徒党を組むというやり方が得意のようです。

そしてその徒党-1として熱心に援護射撃を担当するのは、R子さんのお兄さん。

そしてそして~ 徒党-2はR子さんの叔母さん

(時にはR子さんの姪までが徒党-3に動員されます。叔母さん、どうか我が子を巻き込まないであげて!)。

この状況は、R子さんが幼少の頃から今までずっと続いています。(お兄さんは途中参加)

◆R子さんとのご縁

彼女はありったけの勇気を振り絞り、支配的な伴侶と距離を置き(正に英断)、大切な娘さんを守りながら自分の人生を生きる決断をされ、この4月からカウンセリングコースに入られました。(これもまた、コンフォートゾーンからの勇気ある一歩です)

◆私から見えるR子さん

非常に清らか朗らかで優しく、まるで修道女のような波動を持つ方。

天分無しでは成功が難しい芸術分野に於いて起業、大入り満員となっているところからも、実は単にソフトなだけではなくビジネス・スキルも兼ね備えた理知的な女性だということが分かります。

ご自身でアートセラピーを含む心理学も学んでらっしゃり、伴侶とのことも決して全て伴侶100%悪と意味づけない冷静さもお持ちです。(この視点は、自分と相手を客観視できているからこそ、です。素晴らしい)

ただ攻撃隊による、R子さん幼い頃からの抑圧恐怖体験の火種はまだ消えておらず、親の介護問題でそれが急速再発火。その炎は、R子さん本来の「凛としたロジックな強さ」を浸食していきます。

まるで自分の中にバラバラなパーツが幾つもあり、全部自分なんだけれども、なぜかどうしても自分で組み立てられない。

早くしないと!だってそうこうしているうちに、何かとても大切なパーツを誰かにもぎ取られてしまう。

そんな果てしない焦燥感と底なしの不安が、自分の中を駆け巡り続ける

お試しカウンセリングに来られた3月は、そんな感覚と状態でいらっしゃったのではないか、と感じました。

◆なぜ特定のメンバー(特に原家族)だと、自分を出せないのか

このような傾向を持つ方は、案外多くいらっしゃるのではないか、と思います。

現実社会では、良き友人や仕事仲間に恵まれているのに!そこでは伸び伸び出来ているのに!です。ということは、自分って人付き合いも決して苦手ではないわけです。また、極端に人から嫌われるタイプでもないわけです。

でも原家族といる時は、そうじゃない。そうできない。(何を隠そう、私もこのパターンでした)

恐らくこれは、あの家で自分の命そのものを守って来た負のパターンの作用

負のパターンは、こんな風にして作られます (下記は一例です)

 偽セルフイメージ
原家族という特定・密接な関係にある人々から繰り返し植え付けられた「お前はダメだ」「お前が悪い」「お前なんか」などのレッテル(実際には植え付けて来た人自身の問題や、夫婦問題が未解決。それを子どもにぶつけているだけ)

 自分の命を守って来た役割
それでもその機能不全家庭で生き延びるしかないため、子どもはそれを必死に演じ続け居場所を確保
(に見合う役割が多い)

 膨大なトラウマ体験
出来事の記憶+強いネガティブ感情がセット化したもの
(にまつわる深い傷つきを、何度も繰り返し体験している)

 「どこでもお化け屋敷」へ瞬間ワープ
上記のと関係するの植え付けメンバーと接触すると、幾つになっても何処にいても意識は瞬時に「あの頃のあの場所」へ、光の速度でスッ飛ぶ

 お化け屋敷での役割を再演
自分がその「役割」に徹すること=お化け屋敷内で自分の命そのものと居場所を守って来た成功体験。再演すればするほど、成功体験は積みあがる。そしてその在り方を習慣化し強化していく。

◆大転機となった、お父さんのご逝去

R子さんのお父さんが逝かれて暫く経った7月後半のカウンセリングでは、「何の説明もなく、書類への捺印を迫られた」と震えながら話しておられました。書類は、遺産関連のようです。

お母さん+徒党1~3がフル出場で、R子さん一人を取り囲んだそう。怖っ~~

これ・・・精神的拷問、いや 立派な脅迫ですやん。ほんとに捺印?指詰めろとか言われてない?

ただR子さんは慄きながらも、これは最愛のお父さんが自分にくれた「R子、強く在れ!自分で自分を守れ!」の機会であり人生の転機だとも、受け止めてらっしゃいました。

お父さんは、愛娘のこの底力と本来の強さを御存知だった。私はそう感じました。

そして「遺産問題には弁護士を。そしてもう決して一人で『お化け屋敷には行かない』」と、その回のセッションを終えました。

◆お盆後に来たR子さんからの衝撃メール

約半年間のカウンセリングコースでは、私との無制限メールを利用いただいています。定期的でも不定期でも、書きたい時に書きたいことを書いて頂くのです。頂いたメールに対して私から様々な質問することも、よくあります。

R子さんから8月23日に頂いたメールは長文であり(大歓迎ですよ~)、私はその内容に驚きを隠せませんでした。

いつもカウンセリングやメールでも言うともなく呟かれる「私ダメだなぁ」「私バカだなぁ」が、一つも無かったのです!!(実際R子さんは、ダメでもバカでもないのです。ただ上述①の偽セルフイメージは、とにかくキョーレツなのです)

メールには「弁護士を見つけた」こと、「生きづらかった自分に、心から寄り添えた」「友人や仲間からの好意を、心の中心で受け取ることが出来た」「自分軸で(罪悪感なく)動けるようになった」などなど、沢山の気づきと変化が書かれてありました。

親との関係で背負い続けて来た背負わなくていい荷物を、自ら下ろす決意をし、そして実際に下ろされたのでしょう。

R子さんの内側で自己受容が進み、既にご自身の人生を歩き出されています。

◆最後に

これからコンフォートゾーンをドンドン広げて行かれるであろうR子さんが創る作品は、一体どんな輝きを放つのでしょうか? 今から楽しみで仕方ありません (*゚▽゚*)ワクワク

R子さん これからも創作と共に、ご自身の信じる道を堂々と歩いて行って下さいね。

「一度話してみよう」と思われる方、私はそのあなたの勇気に敬意を払い、
心から歓迎し精一杯あなたに伴走させて頂きます。