毒親の因縁を断ち切って自由なあなたを生きる「オリジナルライフメソッド」香月映見です。
今日もブログを読んでくださり、大変ありがとうございます。
香港は茹だる暑さの毎日で、少々バテ気味という理由でブログをサボっておりました~!
【愛か怖れか】~前編~はこちらからhttps://original-ownlife.com/blog-2023-14/
【愛か怖れか】~中編~はこちらからhttps://original-ownlife.com/blog-2023-15/
◆そして~後編~「怖れを手放し愛で生きる」って言われても・・・
は? 何だかよく分かりませんよね。
私もそうだったので、お気持ちよく分かるつもりです。
ただ前編・中編の内容から「怖れを持ち続けて生きるのは何だか行き詰まりそうだし、人も離れていきそうだし、未来は明るくなさそうだ。だって毒親は怖れで生きてるんでしょ?あんなんなるの、嫌すぎるぅ~~」と感覚的に分かって下されば、もう十分OKです!
さて、では
◆自分は「愛で生きているのか?」と言われると・・・
は? これ何の基準?どうやって見分けるの?
親を始め、色んな方々の人生を見聞きして私が思う一番簡単な見極め方法は、自分の行動を見てみることです。
特に「継続する行動」です。そこに愛があるか否か、です。
人は言葉では何とでも言えることでも、この「継続する行動」では決して嘘は付けないようになっています。
簡単に言うと、「猫をかぶる」という表現がありますよね。
自分を良く見せるために、頑張って品行方正にすること。
でもこれ、一生かぶりつづけるのは無理ですよね!
一生かぶりつづけても多分猫にはならないんですが、本当の自分ではなくなることは何となく感じていただけますか。
これと同じで、私たちは「継続する行動」では嘘をつけないようになっています。
じゃあ、どんな行動が「怖れ」からで、どんな行動が「愛」からなんでしょう。思いつく身近な例を書いてみますね。
怖れに基づいた行動例
- 伴侶と心が通い合わず喧嘩ばかり または 家庭内別居「でも、子供の為に一緒にいる」
- 伴侶からのDVやモラハラ「でも、子供の為に一緒にいる」
- 毒親のせいでこんな人生だ!文句言いながら、でもずっと実家にいる、関わり続ける
- ブラック企業だ・・・でも身を粉にして働き続ける
- いつもお金が無い(お金が有ったことがない)、いつもミジメな気分。でも家計を見直さない
- 今日くらいはいいか、と口実を見つけてはギャンブルやアルコール飲酒をし続ける
耳の痛い例ばかりです。私たちを含め、誰にでもある一種の弱さとも言えます。
「そうは言われても、どうしようもないんだよ!」という声が、聞こえてきそうです。
はい!
「怖れ」とは、正にその自分では「どうしようもない」「こんなものだ」と思い込んでる、いや そう思いたい虚像の中に潜んでいるものです。
そして自らが見ようと意図しない限り、虚像の中に在る真実は決して見えないものなのです。
そして更に耳が痛くなりますが・・・
どうしようもない と感じるその裏側に、あなたの利得(メリット)はありませんか?
「自立しなくていい」「自活しないでいい」という利得。
もっと言えばそれらは「どうせ私には無理だ、出来ない」という無力感・自己無価値観や、またはなぜか何となく「私は幸せいなってはいけない」ようなモヤモヤ定義に裏打ちされていませんか?
だからこそ「現状を変えなくていい」と思えること自体が、苦しいながらもそこに居続ける自分の利得ではないですか?
・夫と離れたら生活できない、私経済力無いし(生活レベル落としたくない)
・離婚なんかしたら、もう一生結婚できないかも(見捨てられたくない)
・ひとり親家庭って、何だか恥ずかしい(恥、プライド)
・親から離れたら、自活の為にもっと働かねば(生計立てる自信が無い)
・この会社辞めたら、もう行き先がないかも(私、能力低いし、スキル無いし)
・計画的コツコツ貯金、めんどくさい~(今がカツカツなので先が見えない、見える気がしない)
このままの生活継続でも、大丈夫です。良くも悪くも今まで通り、生きていけます。
ただ本当に、あなたはそれに「納得していますか?」ということです。
◆現状を変えるのに、不安を感じない人はいない
何故なら私たちの脳には強力な現状維持機能が備わっており、「今実際こうして生きている」= 現状がベストだ!と認識してしまうからです。
自分の心情的には、どんなに今が辛くとも、です。
そして何かを変えていくには、自分がやったこともない事に臨む必要もあり、未知の世界は誰でも不安で怖いです。(これは私も同じです)人間アルアル、の一つです。
「自分の環境を変えていく」「自分の人生を変えていく」という挑戦とも呼べる行為には不安がつきものですが、この基盤となるのが先ず「自分の状態を、より良く整えていく」と言うことです。
それは具体的には自分の「行動・言葉・意識の習慣を変えていく」ことです。
関連ブログは、こちらから
↓
【習慣】が人生を創る!https://original-ownlife.com/blog-2023-5/
【セルフイメージ】https://original-ownlife.com/blog-2023-4/
自分に出来るかな・・と、不安を覚えますよね。
ただそれを一歩も一回も自分にさせてあげない人生は、即ち「自己成長しない道」を自ら選んでいる、「私は成長できない、してはいけない」と自らの可能性と未来を自ら見限っている、とも言えます。
「怖れ」について、もっと詳しく知りたい方へおススメ書籍があります!http://www.amazon.co.jp/dp/447979512X
◆では、怖れではなく「愛で生きる」とは?
これも自分の行動を見るのが、一番分かりやすいです。
もう我慢できない。「私もう、本当に嫌!もう本当に、無理!」
だから実家から出る。毒親と疎遠にする。伴侶と離れる。ブラック企業を辞める。余程に理不尽な相手に対しては、法を以て自己尊厳を守りましょう。
え?これのどこが「愛ある行為なの?」「単に自分勝手なだけじゃないの?」と思われるかもですが、これって実はもうこれ以上ない愛が溢れる行為なのです。
なぜならこれらは全て「自分と自分の気持ちを大切」にしているからこそ出来る、勇気ある愛の行為そのものだからです。
あなたはこれらの行為で、何よりもまず自分の心身を守ることを優先しました。これを、自己愛と呼びます。
まず何を置いても愛を向けるべき、大切にすべきその第一対象は「自分」なのです。
自分が常に溺れている状態では、何も出来ないし、大切な人を救うことも出来ません。
まずあなたが岸に上がること、地に足をつけること、息を整えることが先決です。
あなたご自身が楽になること、あなたが足かせを外し伸び伸びと生きること。
それによりあなたはそこにいるだけで、人に喜びと幸せをもたらすことができる存在となります。特に自分の一番大切な人(例えば我が子)から順に、あなたに続けとばかり幸せ効果が波及していくでしょう。
◆「愛で生きる」とは「自分や自分の気持ちを大切にする」こと
タイトル通り、すんごい単純なことなのです。散々長々書いておいて・・・なんやねん!
ただ機能不全家族育ちの私たちが、一番困難に感じるのが正にこれ!「自分を大切にする」なのです。
これは、自分が最も愛して欲しかった人(主に親)から少しでも大切に愛してもらえるよう
「相手に気に入られる自分」「相手の気に障らない自分」を演じ続けて来た、機能不全家族育ちの大大大弊害とも言えます。(これ、自分そっちのけで「親の機嫌や気分最優先」な状態 x 何十年という習慣です)
機能不全家族での役割についてhttps://original-ownlife.com/zetsubo/#AC7
そして「本当は、自分のままでいいんだよ!」「そのままの自分で、大丈夫なんだよ!」と自分が自分に対して許可を出せるようになるのが、カウンセリングの役割と言えます。
そのために上述した「は?」みたいな視点から自分や親を見る練習を、私と一緒にしていくのもカウンセリングの大切な一つの過程と言えます。
「一度話してみよう」と思われる方、私はそのあなたの勇気に敬意を払い、
心から歓迎し精一杯あなたに伴走させて頂きます。